チタンの他、最近は様々な素材でシンプルかつ高機能なキャリーグッズを手掛けるBig Idea Designより新作筆記具が出ています。
「Bolt Action Pen」は同ブランドでこれまでになかったボルトアクションによるペン先出し入れ機構を搭載したボールペンです。軸素材のバリエーションとして、おなじみのチタンの他、銅、真鍮、ジルコニウム版が同時に登場しています。
様々な既存のボールペン替芯を使用できるのが特徴となっている同ブランドのペンですが、これまでキャップ式、ツイスト式、ノック式のモデルをリリースしており、今回の新作はデザイン、サイズ感からノック式「Ti Click EDC」のボルトアクションバージョンと言えそうです。
複数リフィルへの対応機構も「Ti Click EDC」などのものを受け継いでおり、軸はリフィルの長さに合わせて伸縮します。口金は様々なリフィルの径にフィットするチャック(自動調整コレット)を備えているため、口金とリフィルの間に生ずるガタ、いわゆるチップウィグルを発生させず、快適な筆記を助けます。
上記の機構により、リフィルは今回も100種以上(基本的にはパーカータイプとC-300系、あるいはそれらに近いもの)が追加パーツや改造なしで使用できます。曰く、"これまでで最もリフィルフレンドリーなボルトアクションペン"とのこと。対応リフィルのリストは、プロジェクトページの中程のエクセルドキュメントをご参照ください。また、製品にはシュナイダーのゲルリフィルが付属しています。
本体の全長は装填リフィルによって変化しますが、パーカータイプでは約118ミリ、ローラーボール(C300?)では約130ミリとなり、これは「Ti Click EDC」のものと同一となっています。
クリップはこれまでのモデルでも修理などのために取り外し可能でしたが、今作ではさらにリバーシブル対応となっています。ボルトノブの左右どちら側にも付け替えられるので、操作の際に利き手によってクリップが邪魔にならない位置を選択できます。クリップは軸上面のT8トルクスネジを外すことで取り外します。
軸のバリエーションとして、チタン版には無加工版(Raw)、ブラックDLC版、ストーンウォッシュ版の3種があります。その他にソリッドカッパー(純銅)、ソリッドブラス(真鍮)、ジルコニウムがあります。また、25万ドルのストレッチゴール達成により、無料でチタンダマスカス製のボルトノブが付属します(当記事作成時達成済み)。
Bolt Action Penは、いつものように早々にKICKSTARTERで目標額を達成し、記事作成時、チタン・銅・真鍮もでるは89ドルからのプレッジで入手可能でした。一般販売時の価格はチタンと銅、真鍮モデルが各100ドル、ジルコニウムモデルが250ドルとなっています。
[KICKSTARTER(Bolt Action Pens by BIGiDESIGN)]
[Big Idea Design]※参考