2021/07/21

CASIO新作『A100』 旧作F-100が令和に復活&パックマンコラボ

まだ「チプカシ」の俗称で呼ぶべきか、国内では「カシオスタンダード」なのか、海外と同じく「CASIO VINTAGE」となるのかよくわかりませんが、カシオのふつーのデジタルウォッチ新作。

A100

GIZMODOより

「A100」は、レトロデザインを魅力とするCASIO VINTAGEシリーズの新作であり、1978年に発売された「F-100」のデザイン復刻となるデジタルウォッチです。

「F-100」はカシオで初の樹脂製ケースを採用したモデルで、直線的なケースの前面に位置する4つのボタンや、その上に配された液晶表示など、後のデータバンクを思わせるデザインが特徴的です。また、1979年公開の「エイリアン」では、シガニー・ウィーバー演じるリプリーやその他の乗組員が、この時計2個を串団子のように繋げたプロップを使用しており、さらに2014年発売のゲーム「エイリアン アイソレーション」でもこの小道具が再現されて登場しました。

復刻版となる「A100」では、ケースの形状、ボタン横のラインの色や前面の表記まで、オリジナルを驚くほど忠実に再現しています。その一方で、ケースはメタリックなメッキが施され、バンドは金属製を採用するなど、現行のCASIO VINTAGEシリーズの傾向に合わせたような若干ラグジュアリーな味付けがなされています。そのため、黒のケースに黒の樹脂バンドのオリジナルとはややテイストが変わるかもしれません。また、液晶下の表記は、オリジナルでは"JAPAN"ですが、「A100」では"ILLUMINATOR"となっています(A100は中国製)(追記:ボタン横のカラーについて誤解を招く表現があったため、削除しています。失礼しました)

ケース寸法は40,7 × 32,7 × 9,2ミリ。電池はCR1616を使用し、寿命は約3年です。搭載LEDライトのカラーはアンバー。風防は樹脂製で日常生活用防水です。

カラーバリエーションは、シルバー(A100WE)、ゴールド(A100WEG)、ガンメタリック(A100WEGG)の3種。ゴールドとガンメタのバンドはIP処理が施され、ガンメタのみ反転液晶となっています。

「A100」は(意外にも?)早くも国内での展開がアナウンスされており、発売開始は2021年8月頃となるようです。価格はシルバー(A100WE)が6600円、ゴールド(A100WEG)とガンメタリック(A100WEGG)の2種は各8800円


パックマンコラボモデル

「A100」には「パックマン」とのコラボモデル「A100WEPC」も登場します。

ケースカラーはアーケード筐体をイメージしたゴールドで、前面の見切り板にはゲーム画面が描かれています。また、"ILLUMINATOR"の表記には黄色のパックマンフォントが使用されています。裏蓋にはパックマンのスタート画面を思わせるロゴとグラフィックが配されています。

バンドはブラックのステンレスで、上下で攻守交代したゲーム画面がレーザー刻印されています。クラスプはゴールドとなるようです。

パッケージももちろんパックマンやゴーストたち、スコア画面がプリントされたオリジナルで、専用スタンドはアーケード筐体をイメージしているようです。

発売は2021年8月21日、価格は12100円です。

ちなみに、タイメックスも80年代デジタルでパックマンコラボモデルをリリースしたのは記憶に新しいところ。2つの大衆ブランドが同じアイコニックなゲームのコラボで競作することになりました。

[GIZMODO(Casio Is Re-issuing the Futuristic Digital Watch Ripley Wore In Alien)]

[CASIO(A100WEPCスペシャルサイト)]

[CASIO VINTAGE(A100WEPC)]

[Impress Watch(カシオ往年のデジタルウォッチ復刻。パックマンコラボも)]


by カエレバ