Big Idea Designから、多数のリフィルに対応(フルサイズ版)した新作ボールペンが登場しました。
「Dual Side Click Pen」はチタン製のペンやギアでおなじみのBig Idea Designボールペンで、フルサイズとミニサイズがあります。
特徴となるのは、上部のノックボタンでペン先を出し、サイドのボタンを押してペン先をしまうメカニズムです。この方式自体は古くからあるものですが、本作ではサイドボタンが2箇所に突き出ているのがポイントで、どちらを押してもノック解除ができます。この構造は世界初らしく、特許出願中だそうです。
フルサイズモデルの場合、ノックメカ以外の基本構成は2018年に登場した「Ti Click EDC」や「Bolt Action Pen」と同じと思われ、既存の100以上のボールペンリフィルを改造や追加パーツ無しで装填可能。使用リフィルによって軸長が適当な長さに調節され、さらに自動調整コレットの働きによって、どんなリフィルでもペン先のガタを無くします。全長は124~137ミリで、搭載リフィルによって変化します。使用可能リフィルはBolt Action Pen(対応リスト)と同じのようです。初期装填リフィルはシュミットのP900M(パーカータイプ)。
ミニサイズモデルは自動調整コレットは備えておらず、よりシンプルな構成でEDCに適しています。リフィルはD1に対応。全長は113ミリ。初期装填リフィルはシュミットの635M。
軸素材は両サイズともチタン、ジルコニウム、銅、真鍮を選択できます。また、チタンモデルはロー(コートなし)、DLCブラック、ストーンウォッシュの仕上げが選べます。
各製品にはクリップの取り外しのための分解治具が付属。また、オプション品でレザースリーブ(フルサイズ15ドル、ミニサイズ12ドル)や、ダマスカス模様風(?)の焼き色を付けたチタンクリップ(29ドル)が用意されています。
「Dual Side Click Pens」は当記事作成時、Kickstarterプロジェクトから購入可能。今回は1ドルのアーリーバッカープランと10ドルのプランに分かれており、希望する製品をオプションとして追加選択する形式になっています。
本体の価格はミニサイズのチタン、銅、真鍮モデル各種が59ドル、ジルコニウムモデルのみ170ドル。フルサイズはチタン、銅、真鍮モデルが79ドル、ジルコニウムモデルのみ190ドルとなっています(プランによって+10ドルまたは+1ドルが加算されます)。発送は2022年7月予定。
[KICKSTARTER(Dual Side Click Pens)]
[BIG IDEA DESIGN]※参考