サクラクレパスの高級ラインの新作は、カスタム可能なキャップ式でした。
サクラクレパス(SAKURA PRESS)より |
SAKURA craft_lab 006
SAKURA craft_lab(サクラクラフトラボ)は、サクラクレパスの高級筆記具として2017年に発表されたシリーズです。これまで、フルサイズの「001」「002」、第2弾でショートタイプの「003」、多機能ペンの「004」、独特な樹脂軸の「005」が発売済み。また今年の始めには、同社100周年記念版を含む001のバリエーション「001S」が発売されました。
新作となる「SAKURA craft_lab 006」は、これまでのような回転繰り出し式ではなく、シリーズ発のキャップ式を採用したゲルインクボールペンですが、さらに注目なのは、各パーツを選択できるカスタマイズ性がある点です。パーツごとに価格が設定されており、総計は(税込で)28050円~34650円と、これまでのモデルよりも高額なモデルとなっています。発売は2021年11月上旬。
●パーツ
パーツはボディ、コア、クリップ、レフィル(替芯)の4種に分けられています。組み合わせは外装のみでも48通りあり、さらにレフィル6色により、合計は288通りになります。
・ボディ
ボディは本体外装となり、キャップ、頭冠、胴軸を含んでいます。胴軸はコアが見える切り欠きが大胆に入っているのが特徴で、キャップの接合部もその形状に合わせたデザインです。材質は不明。
カラーバリエーションは、ロイヤルネイビー(16500円)、クラシックブラック(17600円)、アトミックシルバー(15400円)、アガットグリーン(16500円)の4種。
・コア
コアは首軸部分に相当し、口金、グリップ、ロゴプレートで構成されています。
こちらも4種類あり、素材が異なっています。パイプウッド(14300円)、ブラスゴールド【真鍮】(9900円)、ニッケルシルバー【洋白】(9900円)、タイムレスブラック【アルミ】(9000円)。
「パイプウッド」は "地中海沿岸の植物の生育に向かない土地で育つ「エリカ・アルボレア」の根瘤" (ブライヤーウッド?)を使用しています。貴重な素材であり、その難燃性からパイプの素材として使用される他、ブライヤーウッドとしてはラミー「アクセント」のグリップにも使われていましたね。
・クリップとレフィル
クリップはゴールド、シルバー、ブラックの3色あり。価格は各2750円(!)です
レフィルは既存の5色、ブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラックに、新たに漆黒が加わった全6色です。
「漆黒」は特別に調合した顔料を使用し、"今までにない、深く濃い黒を実現"したとのこと。
レフィルの価格は「漆黒」のみ275円、その他は220円です。
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[SAKURA craft_lab]※記事作成時、「006」のページなし
※店頭販売メインのサクラクラフトラボですが、今回は楽天・ヤフーショッピングで販売予定のショップが有りました(実際に通販を受け付けるかは現時点でよくわかりません)。
また、Itoya、ロフト、蔦屋書店の各ネットストアでも、同ブランドの取り扱いがあります。