2021/09/09

LAMY新製品『xevo』エントリークラスのボールペンが発売間近

 2019年に発売予定だった「xevo」が発売されそうです。

LAMYより

「xevo(セヴォ)」は、ラミーが2019年に発表した新作ボールペンです。当初、2019年秋の発売が予定されていましたが、"製造上の問題"を理由に2020年春に延期され、その後は(おそらくコロナ禍の影響により)、公式の発売情報がない状態が続いていました。

現在(2021年9月)、LAMYの海外公式サイトにこの「xevo」の製品ページが出現しており、日本でも近いうちに発売が期待できる状態となっています。

「xevo」は、樹脂製ボディやグリップデザイン、低価格帯の油性ボールペンという点で、深澤直人氏がデザインした「noto(ノト)」に立ち位置が似ているように見えます。

独自の特徴の一つとなるのは、指にフィットする三角軸が後方に進むに従って滑らかに円柱に変わっていく形状です。ノック式の「noto」に対し、「xevo」では軸後部を回してペン先を出し入れするツイスト式を採用しているため、後部が円柱状になるのは合理的といえます。また、ツイスト操作を助けるためか、後部は薄く絞られ、側面がフラットになっているのも大きな特徴です。クリップは金属の削り出しで、クリップ裏にはLAMYロゴが隠されているようです。(追記:なにを勘違いしたか、クリップは削り出しではなく金属折り曲げでした。また、裏の刻印はLAMYロゴではなく、"GERMANY"でした。訂正の上、お詫び申し上げます)

カラバリはマットブラック、またはライトグレーの2色。リフィルは「noto」や「logo」と同じくLM66を使用します。

「xevo」のデザインはEric Degenhardt氏によるものです。氏はドイツ・ケルンの出身で、アーヘン工科大学で建築を学び、いくつかの建築プロジェクトに携わったあと、2000年にデザインスタジオ STUDIO ERIC DEGENHARDTを立ち上げ、様々な家具や工業デザインを生み出しています。

価格は7.9ユーロ。2019年に日本で発表された際の国内価格は1500円税別(1650円税込)でした。

【追記:(2021年10月)国内発売されました。[LAMYオンラインショップ(xevo)]】

[LAMY(UK)(LAMY xevo Ballpoint Pen)]