Victorinox(ビクトリノックス)から、以前ご紹介したファイヤースターターが発売されています。
FireAntとは
「FireAnt(ファイアーアント)」は元々、カナダのサバイバルギアブランドであるTortoise Gearによる製品で、2020年にKICKSTARTERを通じてリリースされました。
非常に小型のファイヤーロッドで、グリップ部分の螺旋を利用し、スイスアーミーナイフ(SAK)のコルク栓抜きに収納することができます。つまり、以前からある「替えメガネドライバー」のファイヤースターターバージョンと言えるもので、デッドスペースを利用するため、大きさや重さをほぼ変えることなく、簡単にSAKに着火機能を付加できるというアイデアグッズでした。
かなり小さく細いフェロロッドですが、通常より硬度が低めで、火花が出やすく、腐食しにくい特別仕様となっています。ストライカーにはSAKのツール(ノコギリやヤスリ、キリなど、エッジが立っているもの)を利用します。
グリップは目立つカラーが採用され、さらに蓄光素材のため、小さいとはいえ落としてしまっても探し出しやすくなっています。
また、小型で防水性のある高性能な火口「Helix Tinder」もパッケージに付属し、こちらもコルクスクリューに「FireAnt」と共に収納しておけます。細かくちぎって使用できますが、全て一度に燃やした場合、1.5~2分ほど燃焼を続けます。
(以上の説明はTortoise Gear版の仕様に準じています。)
ビクトリノックスブランドとして発売
今回、どういった経緯か不明ですが、この「FireAnt」がビクトリノックスの純正アクセサリーとして発売されています。
パッケージにはグリップカラーの異なる3つの「FireAnt」と6つの火口が付属しています。グリップカラーはオレンジ、ブルー、黄緑。国内価格は3960円。(Tortoise Gear版であれば、「FireAnt」×6と火口×6で35米ドルのセットがありますが、国内での入手性ではビクトリノックス版が優位になりそうですね)
以前にお伝え済みのように、ビクトリノックスはアクセサリーパーツのカラバリを増やすなど、機能拡張やパーソナライズのしやすさを高めており、純正「FireAnt」の発売もそうした方針を進めるものとなっています。
【追記:国内発売は2021年9月17日となります。】
ビクトリノックスより |
[ビクトリノックス(ミニツール ファイヤーアント セット)]
[Gear Champon(Tortoise Gear 新作ファイヤースターター『FireAnt』またナイスなアイデアです )]※参考