シンプルで機能的なEDCギアを手掛けるBig Idea Designより、ついに腕時計が登場しています。
「Ti field Watch」はBig Idea Design初となる腕時計であり、時計ブランドのRZEと協業した製品です。RZEはシンガポールとマレーシアを拠点とする新興ブランドで、2020年にKICKSTARTERで最初のプロジェクトを成功させています。主にチタンを使用した製品を手掛けている点で、Big Idea Designと共通点があります。本作「Ti field Watch」も、ケース素材にはグレード2のチタンを、ストラップの金具類にはグレード5のチタンを使用しています。
ムーブメントはエプソンのソーラー充電クオーツ(VS43)か、セイコーインスツル(SII) の自動巻き(NH36A)を選択できます。両者の外見上の違いとして、ソーラーモデルは時針や"Ti"ロゴが映るソーラーパネルがダイヤルデザインになっており、自動巻きでは梨地のようなテクスチャーが施されたダイヤルになっています。
いずれもケース幅は40.5ミリですが、厚さはソーラーが11ミリ、自動巻きが12ミリとなっています。自動巻きの裏蓋はスケルトンです。重量はストラップ無しでソーラーが34グラム、自動巻きが51グラム。また、防水性はソーラーが100m、自動巻きが200mです。
共通の仕様として、ストラップはナイロン製とホーウィン社レザー製の2種が付属します。いずれもNATOストラップタイプのため、簡単に交換できます。また、文字盤のバーインデックスの蓄光にはスーパールミノーバを使用。風防はARコートされたサファイアクリスタル製のダブルドーム型です。ベゼルは両方向に回転しますが、タイマー用のドットが一つ入っているのみのシンプルな仕様です。
ケースの仕上げはストーンウォッシュかブラックDLCコーティングの2種が選べます。ストーンウォッシュの場合、秒針がイエロー(あるいはグリーン?)、蓄光がグリーンになり、ブラックDLCでは秒針と蓄光ともにブルーとなるようです。
また、付属ストラップの色は、ストーンウォッシュ版ではナイロンがグリーン、レザーがブラウンになり、DLCコーティング版では両方ともブラックになります。
「Ti Field Watch」はキックスターターですでに1400万円以上を集めることに成功しています。プロジェクト内で1セットを入手したい場合、早割でソーラーモデルが350ドルから、自動巻きモデルは450ドルからとなっています(世界送料無料)。一般販売予定価格はそれぞれ400ドル前後、500ドル前後となるようです。カラーなどはプロジェクト終了後に尋ねられます。お届けは2022年8月を予定。
[KICKSTARTER(Ti Field Watch)]