現在はA.T.Cross傘下の米国高級筆記具ブランド、Sheaffer(シェーファー)から、新作の筆記具シリーズが発売されています。追記:2021年4月、国内発売済み
「Icon」は、極太軸と大胆な配色が印象的な新作筆記具コレクションです。万年筆とローラーボール(ともにキャップ式)、ツイスト式のボールペンがあります。
軸はラッカー塗装が施され、カラーバリエーションとして、マットブラック、ポリッシュドクローム、メタリックレッド、メタリックブルー、メタリックグリーンの5色があります。いずれもキャップのトリムやクリップなどは黒のPVDコーティングを施し、コントラストを高めています。また、マットブラックとポリッシュドクロームには、赤の差し色を加えてアクセントとしています。
デザインの特徴は、キャップ上部まで回り込むように設置されたスプリング入りクリップです。これは1940年代の旧製品で採用されていたオーバー ザ トップ クリップの再現で、軍人(あるいは制服を着る男性)向けに、ポケットに深く差すことができ、隠しやすく工夫したものでした。
万年筆の特徴として、パーカー51の復活があったものの、近年では比較的珍しいフーデッドニブ(半フーデッドニブかも)が採用されています。首軸先端がニブを覆うデザインは、ペン先を保護し、乾燥を遅らせるなどの利点があります。ニブ材質はステンレス、筆記幅はFとMが用意されています。
また、首軸上面にはニブから続く縦のラインが入っており、このデザインは2013年頃発売のタラニス万年筆に類似しています。小振りなペン先もタラニスと似ています(同じニブ?)。
価格は万年筆が65ドル、ローラーバオールが55ドル、ボールペンが50ドルで、ミドルクラスのコレクションとなっています。
[Sheaffer(Icon)]※なぜか全色掲載されていません。
[Sheaffer(日本)]※(2021年11月)トップページに「Icon」の画像もありますが、サイト自体が壊れ気味です(^_^;)
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