三菱鉛筆株式会社のゲルインクボールペンの新作が発表されました。
三菱鉛筆株式会社プレスリリースより |
「uni-ball one(ユニボール ワン)F」は、三菱uniのゲルインクボールペン「ユニボール ワン」シリーズの新作で、通常版よりも上質感をもたせたモデルです。「F」は「Feel」を意味しているそうです。
シリーズの特徴となるのは発色性に優れた「ビーズパック顔料」で、同社によると "黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色" できるとしています。これは、インクの色材を粒子中に閉じ込め、その粒子も大きくし、それによって色材が紙繊維へ浸透するのを抑えることで実現しています。このインクを搭載し、2020年に発売された通常モデルは、シンプルな円筒軸デザインと、単純ながら実用的なワイヤークリップも特徴の一つとなっています。
今回の新作で、通常版の上位モデルとなる「uni-ball one(ユニボール ワン)F」は、基本的なデザインはほとんど変わっていませんが、画像を見る限り、後軸と先軸の接合部はクリップ下部にあり、通常版よりも先軸が長めにとられています。また、通常版のようなグリップラバーはなくなっています。そのため、ペン先からのラインに段差ができず、より滑らかで美しいデザインになっています(実用面ではラバーの有無には好みがあると思われますが)。
ペン先部分には新たに精度を高めた金属パーツがはめ込まれ、高級感が高まっていますが、この金属パーツは内部でグリップ部分まで伸びており、低重心化にも大きく寄与しているようです。
今回は軸色も全7種を揃えており、通常版が黒か白のみだったのに対して選択の幅が広がりました。ただし、初期装填のインク色は黒のみとなっています。もちろん、替えのリフィルにはすでに様々なインク色があるため、好みで交換できます。
軸色は以下のようにトレンドのくすみカラー(フェイデッドカラー)7種を揃えています。また、軸色によってボール径が0.38ミリと0.5ミリに分かれています。
- 消炭(Fブラック)0.38ミリ
- 無垢(Fグレー)0.38ミリ
- 花霞(Fピンク)0.38ミリ
- 日向夏(Fイエロー)0.38ミリ
- 霜柱(Fブルー)0.5ミリ
- 葉雫(Fグリーン)0.5ミリ
- 茜空(Fレッド)0.5ミリ
「uni-ball one(ユニボール ワン)F」は、2021年9月21日発売。価格は各種330円です。
[三菱鉛筆株式会社(プレスリリース)(『uni-ball one(ユニボール ワン)F』登場)]