2021/07/24

日本発の金属つけペン『DRILLOG 』新作アルミ軸を追加し、KICKSTARTERで目標達成

 有限会社シオンによるユニークで美しい筆記具のキックスタータープロジェクトが成功を収めています。

DRILLOGとは

「DRILLOG(ドリログ)」は、ドリルのようなペン先を持つ金属製つけペンのブランドで、2020年11月にリリースされています。名称の由来は「DRILL」と「DIALOG」から。切削工具である「DRILL」には、"反復"や"訓練"といった意味もあります。

「ドリログ」を手掛けた有限会社シオンは、岐阜県美濃市の金属加工会社。航空機部品の製造で培った精密な加工を得意とし、今回の筆記具ブランド「DRILLOG 」の他、精密加工による金属雑貨ブランド「NEIGHBOR & CRAFTSMAN」も展開しています。


ペン先

「ドリログ」のペンは、ペン先部分にドリルのような螺旋状の溝が入れられているのが特徴です。ペン先をインクに浸すことで溝がインクを保持し、毛細管現象により先端から紙へ導かれる構造となっており、いわばガラスペンの金属バージョンとなっています。

ペン先部は交換ができ、筆記幅は0.5ミリ(万年筆のEF相当)、0.8ミリ(M相当)の2種があります。ペン先の素材には耐酸性ステンレス(SUS316)を使用し、微酸性・微アルカリ性インクでも腐食を気にせず使用できます。また、インク瓶にペン先が触れるなどしても、破損の心配はないようです。


軸の構造と造形

「ドリログ」の軸は、classical(クラシカル)とtwins(ツインズ)という2種の構造が存在します。このうちclassical(クラシカル)は基本的なキャップ式のペン構造です。一方twins(ツインズ)もキャップ式ですが、短い軸の両端にペン先を装着することができるため、一本のペンで色や筆記幅を使い分けることができます。「twins」の場合、当然キャップは2つ付き、連結するとペンの軸として機能します。

軸の造形は以下の3つが用意されています。

  • material(マテリアル) シンプルな円筒形でSUS304ステンレス製。新たにアルミ製も。
  • spiral(スパイラル) 12角形をひねった多面体デザイン。A6061アルミ製。オレンジ/ブラックアルマイト。
  • mirage(ミラージュ) 円筒にヒートシンクのような深い溝を大胆に刻んだデザイン。A6061アルミ製。ブルー/ブラックアルマイト。

「スパイラル」と「ミラージュ」で「ツインズ構造」のモデルは、アルマイトの色をキャップと軸で反転させた2種のカラーが選べます。


KICKSTARTERでもローンチ

「ドリログ」は基本的に軸とペン先が別々に販売されており、ペン先は16280円、軸は14080円~16280円とそこそこ良いお値段となっています。

ですが、当記事作成時、KICKSTARTERで世界にドリログを紹介するプロジェクトが進行しており(目標額達成済み)、新作のmaterial(マテリアル)軸アルミ版とペン先のセットが希望小売価格の30%OFFとなる21252円からのプレッジで入手可能です。

material(マテリアル)軸のアルミ版は8つのカラーが選択でき、うちプラチナグレーはKICKSTARTER限定カラーとなっています。また、他の軸でもプラチナグレーを選択できます。

[KICKSTARTER(DRILLOG - The drill tipped dip pen "Made in Japan")]

[DRILLOG]