「EDC Wallet Knife」は非常に薄型で複数機能を備えたカードサイズの折りたたみナイフです。ブレード鋼材に440Cステンレス、ハンドル側に420ステンレスを使用したHT-440と、ブレードに安価な420ステンレス、ハンドルに410ステンレスを使用したHT-420の2種があります。
薄さは約2.2ミリ、ブレードのみの厚さは1.016ミリで、カードケースに収まる大きさです。ブレードのロック機構はフレームロック。
Zootilityはすでにカード型の多機能ナイフとして「Wild Card」を、それよりも厚型で機能数は絞ったコンパクトナイフとして「ST-2」を発売していますが、今回のWallet KnifeはWild Cardのリニューアル版と考えられる製品です。実際、機能はWild Cardと変わっていません。
Wallet Knifeの機能は以下。
- ナイフ(ハーフセレーション)
- 釘抜き/こじりバー
- ドライバー(フラットヘッド、2サイズ)
- 栓抜き
- ルーラー(インチ/ミリ)
デザインもWild Cardからほぼすべてを受け継いでいるようですが、Wild Cardを特徴付けていた狼のシルエットの栓抜きはオーソドックスな栓抜きに変わり、使用時に力を加えやすい向きになっているようです(前のは少々凝りすぎた?)。
構造は前二作と同様に非常にシンプルで、パーツはブレードとハンドル部の2つのみ。回転軸はZootility特許のFlyOffピボットになっており、いつでも工具無しでブレードとハンドルに分解することができます。交換用のブレードも別売されるため、刃が傷んだり破損したりした際に簡単に交換できます。
EDC Wallet Knifeはキックスターターで目標額を達成済み。記事作成時、HT-420を手に入れる場合は25ドルからの支援で、HT-440の場合は45ドルからの支援で入手可能でした。また、アーリーバードプランで替刃がセットの支援枠や、価格据え置きで本体2つが手に入るプランもあります(一部売り切れ)。
[Hyper Thin 440: EDC Wallet Knife]
[Zootility]
※記事作成時、ご紹介の製品は国内入荷なし