本体にはナイフやプライヤーが装備されていますが、レザーマンをはじめとする現在一般的なマルチプライヤーとはかなり毛色の違う構造とデザインを持っています。
本体は中央のヒンジで折り畳むことができ、さらにこのヒンジ部分から2つに分離することで、プライヤーやナイフからなる「UNION」と、レンチをメインとする「OMNILOCK」に分けることができます。
分離機能に加えて、レンチがこのツールの大きな特徴となっています。
このレンチは、固定された顎とスプリングのテンションがかかった可動式の顎の組み合わせにより、噛ませたボルトやナットのサイズに自動で適合し、さらにラチェット機能も実現しています。対応のサイズは1/4~3/4インチまでですが、メトリックにも使用できるようです。
また、OMNILOCKとUNIONを組み合わせたフルレングス状態であれば、グリップを長くとって高いトルクをかけられます。ヒンジの可動を利用し、グリップに角度をつけることも可能。
その他の機能として、「UNION」にはスプリング入りのプライヤー、ナイフ(鋼材はD2)、金のこ、木工のこ、キリ/ヤスリ、ビットドライバー用ホールが付いており、4つのドライバービットが収納されています。
「OMUNILOCK」にはレンチの他、ビットドライバー用ホールがあり、ビットドライバー用エクステンションが収納されています。
また、2つを組み合わせた状態では、ドライバーをT字ハンドルにしたり、のこぎりをピストルグリップにしたりということができます。
「UNION with OMNILOCK」は2月のIndiegogoでのプロジェクトで目標額調達を達成し、現在もプレオーダーを受付中です。
記事作成時ではプロジェクトページから本体のみが98ドル、本体とレザーシースセットが120ドルでオーダー可能でした。お届けは12月となるようで、去年から応援している人にとってはかなり待ち遠しいことになっています。
[UNION: A Shape Shifting, Hyper-Capable Multi-Tool (Indiegogo)]
[Toler Tools]
[UNION: A Shape Shifting, Hyper-Capable Multi-Tool (Indiegogo)]
[Toler Tools]