左がご紹介のRocket Pen。中央はCID Cal.45、右はKID Cal.50。いずれもブラスモデル。
Rocket Penは、ドイツはゾーリンゲン発祥のナイフメーカー、Boker社のミドルクラスラインであるボーカープラスから発売されているボールペンです。デザイナーはカスタムナイフメーカーであり、電気技師であり、SF作品を手がけたこともあるDarriel Caston氏です。このペンは、もとはCaston氏のKICKSTARTERプロジェクトとして、2015年にローンチして成功した製品であり、オリジナルモデルは氏のブランド D ROCKET DESIGNSの製品として、ナイフなどと共に販売されていました(現在売り切れ)。
Rocket Penのペン先の出し入れは、ボディの切り欠きから内部のボルトを操作して行う、所謂ボルトアクション機構です。ただし、同機構の他のモデルと違い、ボルトはボルトハンドルに相当する突起ではなく、セレーション(滑り止めのギザギザ)で操作します。そのため、ペンは突起のないシンプルなシルエットになっています。
また、軸の断面は楕円形で、突起がないこともあって、ポケットに入れる際にも引っかかる心配がなく、クリップの位置も深く差せるタイプです
軸素材は真鍮(おそらく地肌)かブラックアノダイズのアルミを選択できます。
リフィルはパーカータイプかフィッシャーの加圧リフィル(アダプター込み?)を使用できます。リフィル交換にはT8のトルクスレンチが必要になるようです。
Boker Plus Rocket Penは同社の他のペンと共にタクティカルペンに分類されています。その中ではゴツさがあまりなく、むしろシンプルなデザインにググッと惹かれるモデルでおますね。価格は39.95ドルです。
こちらはCaston氏によるオリジナルの"D" Rocket Bolt PenのKICKSTARTER動画。
オリジナルの軸素材はチタン、またはジルコニウム製です。
[BOKER USA]
[BOKER USA (Rocket Pen Brass)]
※記事作成時、Rocket penは国内未輸入。
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