TWSBI Precision万年筆はツイスビーの新しい万年筆です。同名のボールペンとメカニカルペンシルがすでに発売されており、今回の万年筆版は全体的なデザインは異なりますが、六角軸やクリップ（カランダッシュの849を思い出します）など、細部に共通点が見られます。
軸（外装）の材質は同社万年筆としても珍しいアルミで、表面はヘアライン加工されているように見えます。キャップと後軸は六角軸になっていますが、軸の後部（尻軸）はクロムメッキの円筒型。現行モデルのクラシックと同じく、キャップを尻軸に付ける際のOリングが嵌っています。キャップを閉じておく際はネジ式となっています。
TWSBI製品らしく、付属のレンチを使用することでユーザーによる分解を可能としており、メンテナンスや洗浄が行いやすくなっています。メンテナンス用シリコングリスも付属します。
インクの補充は尻軸を回転させて行うピストン吸入式。ペン先はステンレスニブで、筆記幅はEF、F、M、Bに加えて1.1MMスタブニブも選択できます。ボディカラーは今のところ画像のグレーメタリックのみのようです。
吸入式でアルミ外装は変わった組み合わせだと思うのですが、他メーカーのOEM元として、長年金属加工や樹脂成形のノウハウを蓄えてきた同社だけに、今回も書き味だけでなく、ビルドの質も期待できそうです。（同社万年筆は樹脂部分のクラックが問題になることがありますが、このモデルではどうでしょうね？）
TWSBI Precision万年筆は、海外では2018年4月18日発売予定となっており、価格は80ドル前後、スタブニブのモデルのみ85ドル程となるようです。
【追記】国内入荷済み。価格は11448円税込となっています
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