2026/10/12

MakerPiからゴツくてメカニカルなコンパクトモンキーレンチ『Tiwrench』クランプとしても

Kickstarterより

MakerPi Tiwrench

 最近掴みモノの紹介が多い気がしますが、香港のMakerPiから、ちょっと変わったモンキーレンチ「Tiwrench」が登場していました。

 最大の特徴は(ウォームホイール付きの)ウォームギアによるロック機構と交換式のジョー(顎)。レンチとしてナットやボルトを回すだけでなく、ジョーを交換して小型のクランプ/バイスとしても使えるようになっています。

 一般的なモンキーレンチは、作業中に調整ネジが動いて口が開いてしまうことがありますが、本作「Tiwrench」では本来のウォームギア(ウォームと通常の歯車から成る)を採用し、逆回転しにくい構造とすることで、設定した開き幅を維持しやすくしています。この機構を内蔵するため、ボディがモナカ構造となっているのも外観に特徴を与えています。調整ノブにはローレット加工が施されており、さらに穴に棒レンチなどを差し込んで回すことで、より大きな力で掴むこともできます。

 ジョーはボールデテント式で簡単に着脱・交換が可能。標準では、固定式で平面的な掴み向けのFlat Fixed Jawが付属。別売りでは、可動面により不定形の部品を挟むSingle-Level Adaptive Jaw、可動面を増やして不定形部品をさらに保持しやすくするDual-Level Adaptive Jawも用意されています。これは同社の過去作で、フラクタル構造による掴み面を採用した「Tivise」(KICKSTARTER)からの継承です。

 各ジョーの素材もステンレス、真鍮、ナイロン、シリコンから選べる構成で、金属部品をしっかり保持する場合から、プラスチックや3Dプリント品など傷を付けたくないものまで、用途に応じて使い分けられます。

 本体には1/4インチのマウント用ネジ穴も設けられており、対応するスタンドやアームなどに固定することも可能です。これを利用すれば、両手を空けた状態で小さな部品を保持したままにできます。

 さらに、本体側面には短いドライバービット(6.35ミリ)を収納できるマグネット式のスペースを2か所装備。PH0プラスビットと3ミリ六角ビットが標準で付属します。ビットを直接ジョーで加えれば、ドライバーとして活用できます。ジョー付近にはミリとインチの目盛りもレーザー刻印されています。

 本体サイズは135×47×18ミリ、最大開口幅は18ミリ。ボディは7075アルミニウムまたはグレード5チタンから選択でき、重量はアルミモデルが311グラム、チタンモデルが397グラムです。ジョー部分はいずれもステンレス製です。

 価格はKickstarterの早期支援価格でアルミモデルが119ドル、チタンモデルが189ドル。通常販売時の予定価格はそれぞれ188ドル、268ドルとされています。発送開始予定は2027年2月です。