コクヨの新製品が一般販売に先駆けてMakuakeプロジェクトとして登場しています。
Makuakeより |
「WPシリーズ」は、線幅や濃淡などに生じる変化に着目して作られたペンで、ファインライターとローラーボールの2種があります。こだわりが感じられるデザインの金属軸で、同社としては珍しい高価格帯の筆記具となっています。
両者とも軸のデザインは同一。違いはクリップの仕上げで、マット仕上げがファインライター、ツヤ仕上げがローラーボールです。
キャップと胴軸はアルミ無垢材からの削り出しで、シンプルながらも上面などにややシャープな面取りを施し、デザイン性を高めています。また、クリップもそれに合わせ、エッジを際立たせています。キャップはカチッとはまる嵌合式。クリップにはスプリング入りです。
グリップ部(首軸)はポリカーボネート製で、クリアなので内部のリフィルが見える仕様。口金は真鍮製でコバルトメッキが施されています。グリップと口金にはほぼ同じテーパーがかかっており、さらに3箇所が平面になるよう削られた独特なデザインです。そのためグリップから口金へのラインが直線的に見えます。
カラバリはアルミ部の違いでブラックとシルバーが選べます。いずれもマットなアルマイト仕上げとなっています。
サイズは139×14ミリ(クリップ含まず)(閉じ状態?)。重量は25グラム。
リフィルはC300系に似ていますが互換性は不明。インク色はブルーブラックで、ファインライター用とローラーボール用で微妙に色味が異なるようです。他のカラーについては開発中とのこと。
「WPシリーズ」ファインライターとローラーボールのMakuakeプロジェクト内での割引販売枠は数日で完売。通常価格は各種4400円税込となっており、Makuakeからの購入では8月末お届け予定となっています。
ファインライター
ファインライターはチップに樹脂を使用し、微細なスリットによる毛細管現象でインクを導きます。鉛筆の芯先のような砲弾型のチップがしなることで、線幅の抑揚や、"とめ"、"はね"、"はらい"などが表現できます。また、ボールペンと違い、ペンを寝かせて描くこともできるので、表現や持ち方に幅を待たせられそうです。
ローラーボール
ローラーボールは従来型のようにボールがバネで押されている構造ではなく、内蔵の繊維芯によってインクが導かれる構造を採用しています。そのためインクは低粘度(公式曰くシャバシャバ)のものが充填でき、吐出量が多く、摩擦を感じない軽い書き味になっているそうです。
また、インクの粘度が低いことから、早く書いたり、ゆっくり書いたりすることで、線の濃淡をコントロールできます。線幅の公称値は0.5となっています。
さらに、先端のボールの露出量を増やしており、従来型以上にペンを寝かせて書くこともできます。
[Makuake(一度書いたら手離せない。「書く」が至福の時間になる新感覚のインクペン|コクヨ)]
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※ご紹介の商品は一般販売未定