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VICTORINOX(ビクトリノックス)が、スイスアーミーナイフの元祖といえる「オフィサー&スポーツナイフ」の商標登録から125年を記念し、当時のレプリカを限定製品として発売します。
オリジナルモデルについて
オリジナルモデルの「オフィサー&スポーツナイフ」(またはオフィサーズナイフ)は、それまでスイス軍に採用されていたモデル(ソルジャー1890)よりも軽量で多機能、よりエレガントな将校向けモデルとして作られ、1897年に商標登録されました。
この「オフィサー&スポーツナイフ」は軍での制式採用はなかったようですが、現在多くの人に愛されるアイコニックなスイスアーミーナイフのルーツであるため、同社の歴史上重要なモデルとなっています。ちなみに、ツールの配置などから、直系の子孫となる現行モデルは「スパルタン」ですが、栓抜きやハンドル内のトゥースピックとピンセットなど、機能がさらに増えています。
REPLICA 1897 LIMITED EDITION
限定製品となる「レプリカ1897 リミテッドエディション」は、当時の「オフィサー&スポーツナイフ」を精巧に再現しています。当然、製造工程は現代のものに置き換わっていますが、最終組み立てに関しては、当時と同様に手作業で行われているとのことです。
オリジナルモデルとの違いとして、当時はツールに炭素鋼が使用されていましたが、「レプリカ」では現行のステンレスを使用しています。また、レイヤーは当時の真鍮製からやはり現行製品と同じアルミ製になっています。リベットは過去にスチール、ブラス、ニッケルシルバーが使用されていますが、「レプリカ」ではニッケルシルバーが採用されています。スケール(グリップ)素材は、セルロースを使用するバルカナイズドファイバー製となっています。オリジナルでは木、または何らかの繊維素材が使用されたようです。
搭載機能は以下。
- ラージブレード
- スモールブレード
- コルクせん抜き
- 缶切り
- マイナスドライバー(5mm)
- リーマー(穴あけ)
ネジ型のコルクスクリューや、フォークのような二股の旧型缶切りなど、各ツールの形状もオリジナルに準じています。
マイナスドライバーには「Gesetzlich Geschützt」(法的保護)、ラージブレードには「Elsener Schwyz」(エルズナー シュヴィーツ)と刻印されています。エルズナーは創業者カール・エルズナー氏、シュヴィーツは創業地であるスイス・シュヴィーツ州を示しています(が、「Elsener Schwyz」と表記される場合、ビクトリノックスの前身の工房を指すのかも)。
本体の全長は91ミリ。重量は82グラム。
ボックスは125周年の特別仕様で、本体はタイムカプセル型の特製ケースに収まっています。
「レプリカ1897 リミテッドエディション」は世界9999本の限定生産。日本では2022年6月10日より、全国ビクトリノックス直営店、及びビクトリノックス公式オンラインストア楽天市場店、同Amazon店、同Yahoo!ショッピング店にて発売。価格は54000円税別(59400円税込)。
高級なコレクターズアイテムですが、ぜひ何らかのコストダウンを行ったレギュラーモデルも出して欲しいところですね。せっかく作ったんですし。
↓2:40あたりで旧型缶切りの使い方を見せてくれます。
【追記:初期タイトルは誤解のある表現でしたので修正しました。失礼しました。】
[VICTORINOX JAPAN(レプリカ1897 リミテッドエディション)]
[ビクトリノックス ジャパン公式タンブラー(125年前に生まれた歴史的アイコン|レプリカ1897 リミテッドエディション)]
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