新興ナイフメーカー、BPS Knivesのお手頃なナイフが、日本国内のAmazonで適正価格で入手できるようになっていました(※ディーラーはAmazonではありません)。
※Amazon
BPS Knivesは、2017年に親子によって始められた、ウクライナ・キエフ発のメーカーです。当初のガレージブランドから、現在は独自の生産工場を持つ会社となっており、Amazonでの商品説明によると手作業での工程も多いようです。キャンプ・ブッシュクラフト向けシースナイフの他、キッチンナイフ、自作ナイフ用のブランク、純正レザーシース、シャープニングキットなども手掛けています。
同社のナイフは少し前からAmazon内で取り扱われていたようですが、現在、"正規品" 表記で販売されているのは比較的小振りな「BS1FTS」と思われます。
【2023年追記:公式サイトに準拠すると、現行の「BS1FT」は1066炭素鋼か5Cr14Movステンレスを選択でき、刃長95ミリ、刃厚は1.9ミリと表記されています。ナイロンシース付モデルは廃止となったようです。価格は炭素鋼で29.45ドル、ステンレスで32.75ドル。】
全長は200ミリ、刃長は90ミリで、刃厚は2ミリと薄めながらフルタング構造を持ち、メーカー自身がバトニングやチョッピングなど、ハードに扱う様子を動画で見せています。
鋼材は1066炭素鋼を使用しており、硬度は57~59HRC。ブレード形状はシンプルなドロップポイントで、スカンジグラインドとなっています。
グリップはウクライナの天然木(公式サイトによるとアッシュウッド)製で、デンマーク製のオイルで仕上げています。また、ボルトを外すことで分解、清掃が行えるようです。レザー製のシースは、Amazonの商品ページで「ウクライナ産のバッファロー本革」と説明されています。
Amazonで販売中の製品は、当記事作成時、価格3480円となっており、安値では2980円だったようです。また、公式ページにおける「BS1FTS」の価格は24.15米ドルとなっています。
ちなみに、同型デザインでステンレスバージョン(5Cr14MoV製)もあり、こちらは刃厚が2.5ミリ、グリップはウォルナット、シースはナイロンとなっています(記事作成時国内未入荷)。
国内Amazonでの説明過多気味な商品画像はやや怪しげな感じに見えてしまいますが、ブランドのルーツは明確で、十分な実用性を備え、安価で味わいがあるのも魅力となっており、よりメジャーで手に入れやすい製品になることを期待したいところです。
※高額設定の商品にご注意ください