タイメックスが同じく米国ブランドのMADE WORNとコラボした高級限定モデルを発売しています(米国内)。
MADE WORN(メイドウォーン)は、LAのアーティスト Blaine Halvorson氏によって2013年に誕生したブランドです。手作業によるバンドTシャツやジャケットなどを手掛けており、どれもイイ感じに着古したようなエイジング加工が魅力です。
コラボモデルのベースとなるのは2019年に発売した「TIMEX American Documents」です。これはスイス製クオーツムーブメントを使用しつつ、それ以外は米国産素材の使用や米国内での製造にこだわったコレクションで、タイメックスとしては高価格帯の製品です。
コラボモデルでは、ケースは独自のメッキを施した後にエイジングが施され、その上から再度コーティングされています。ストラップはタンニンに漬けた後、直射日光で乾燥させているようです。
こうした加工により、ケースはくすみ、角が擦れたような質感となり、ダイヤルは褪せたアンティーク時計のような色合い、レザーストラップも使用感が出ているなど、メイドウォーンらしい味付けが大胆になされ、新品であるにも関わらずビンテージのような凄みが出ています。知らずに見れば、かなり年季の入った品に見えそうです。
ダイヤルのデザインは、白と黒に左右で二分割され、合わせてアラビア数字の色が反転しているのが特徴です。スモールセコンドの針は、オリジナルの「American Documents」から形状が変わっています。
オリジナル同様、チェリーウッド製の収納ケースが付属しますが、こちらはバーナーによって表面を黒く焦がされており、パッケージ全体もエイジングが施されています。
『Timex x MadeWorn』はTimex.comでのみ販売。日本での販売の有無は不明。手作業が多いこともあってか、価格は850ドルとなり、通常版の495ドルからさらにいっています。
[TIMEX(Timex x MadeWorn 41mm Leather Strap Watch)]
[The Timex Blog(Timex x MadeWorn, Years in the Making)]