PS Swiss製造のL型マルチツール「Daysaver」を紹介したばかりですが、同社自身の新製品として、星型マルチツールが登場しています。
このような設備管理用星型(または十字型)ツールは、コントロールキャビネットキーなどと呼ばれてすでに存在していますが、この「PB
900」は材質にポリマーを採用し、高いトルクをかけることができ、それでいて軽量かつ手に馴染むデザインが特色となっています。
「PB
900」はドライバービット2本とビットホルダーが付いた「.V01」と、それらが付属しない「.V02」の2種があり、搭載ツールは以下のようになっています。
- 四角穴 5、6、8ミリ
- 三角穴 9ミリ
- かぎ型(ダブルビット) 3-5ミリ
- 混合栓ノズル回し
- プラスドライバービット(2番)※V01のみ
- マイナスドライバービット(4番)※V01のみ
V01の場合、中央には赤いエラストマー製のビットホルダーが入っており、ここに精密ドライバービット(C6シリーズ)2つが付いています。使用したい場合は、8ミリ四角穴に差します。このとき、ビットはマグネットで保持されます。
混合栓用のノズル回しはビットホルダーが収まっている本体中央の穴で、この穴を利用して蛇口(吐水口)の金具を回すことができ、サイズはSW22、SW26に対応、M24、M28雄ねじを露出させることができるようです(すんません、これについては知識がなく、なにか勘違いしているかも)
ダブルビットは、施設の制御盤キャビネットなどのロックを開けるのに使用される鍵です。
その他に、キーリングやストラップを通すホールも付いています。
本体直径は7.5センチ、重量は27グラム(V01)です。材質の高性能ポリマーは、強度や手への馴染みだけでなく、耐薬品性も優れています。
どの程度の価格になるかは不明ですが、近々国内でも入手可能になると思われます。
[PB Swiss Tools(Inside - 十月号)]
※記事作成時、入荷なし