2020/06/11

アウトドアエレメントの多機能サバイバルナイフ『Phoenix』国内上陸プロジェクト

アウトドアエレメントのナイフを国内に紹介するプロジェクトが成功を収めていました。


アウトドアエレメント(OUTDOOR ELEMENT)は、2012年創業のコロラドのアウトドア/サバイバルギアメーカーです。2017年の「ファイヤービナー」や、その発展形である「ファイヤーエスケープ」がキックスターターを介して成功を収め、日本でも代理店を通して発売されています。

Makuakeでのプロジェクトで紹介されているのは、同社が2018年にやはりキックスターターでローンチしたナイフ2種です。どちらも複数の機能を備え、マルチツールとしての側面もあります。2種セット、または単体で販売されます。いずれも生産国は中国。

Phoenix Talon


ガットフックやブレードの肉抜き穴が印象的な「フェニックス タロン」は、様々なアイデアを盛り込んだハンティング/サバイバルナイフです。

全長は約202.7ミリ、刃長約82ミリの扱いやすいサイズで、刃厚は約4ミリ、鋼材はD2を使用しています。頑丈なフルタング構造で、ハンドル材から露出したグリップエンドはペグ打ちなどの際のハンマー替わりに使用できます。ブレードの穴は本体を軽量化する他、フィンガーガードの下部分に重心を生み出しており、ガットフックを使用する際には指を入れてグリップするのにも利用できます。重量は約238グラム。

420サージカルステンレス製のガットフックは取り外して交換が可能となっており、研ぐのが難しいガットフックの切れ味を簡単に維持できます。もちろん獲物の解体だけでなく、パラコードなどの切断にも威力を発揮します。

ハンドル材はG10で、マイナスドライバーがあれば取り外しでき、清掃が簡単に行なえます。また、ハンドル内(+タング内)にスペースが設けられ、予備のフックやファイヤースターター用の火口である「Tinder Quick」など、細々したものを収納しておけます。

さらなる特色として、グリップ底部にはファイヤービナーと同じくスパークホイールとフリントが装着されており、火口と合わせて焚き火を起こす、ガスバーナーに点火するといった用途に使えます。

シースはカイデックス製。ベルトクリップは取り付けの向きを変えられるため、様々なポジションでベルトに装着できます。また、外縁の一部にダイヤモンドシャープナーが付いており、タッチアップが素早く行えます。

その他に予備のガットフック一個、ガットフック交換用のドライバービット、輪ゴム(フェザーで使用)が付属します。

Phoenix Feather


フェニックス フェザーは全長約154ミリ、刃長76.2ミリ、刃厚約2.48ミリの小型ナイフです。鋼材はD2。やはりフルタング構造で、タロンを補完する機能も備えます。重量は約39.7グラムと軽量です。
グリップは装着していないスケルトンハンドルタイプ。好みに応じてパラコードが巻けるよう配慮されたホールが開けられています。

ハンドル後端はマイナスドライバー兼プライバーになっています。マイナスドライバーは、タロンのグリップのスクリューを外すのに適しています。
また、グリップには1/4インチ六角穴があり、ビットドライバーを挿すことができます。タロンのガットフックの交換の際にネジを外すことを想定し、タロンに付属のビットドライバーを輪ゴムで固定できます。

シースはカイデックス製。ビスを使用し、様々な角度でタロンのシースに固定することができます。ベルトクリップは見えませんが付いているようです。




アウトドアエレメントの製品は国内では株式会社モチヅキが扱っていますが、今回のマクアケでの両ナイフの輸入プロジェクトは、BJ Planning社によるものとなっています。プロジェクトは記事作成時、200万円以上の資金を集めて成功しています。

各製品の一般販売予定価格は、タロン単品が16000円、フェザー単品が6900円、2本セットが22500円とされています。
マクアケでの支援で購入する場合は割引枠がありますが、タロンの20%引き、セットの25%引きは売り切れとなっています。配送は2020年9月下旬頃から順次開始(10月末までにお届け)予定となっています。

[アウトドアマンが欲しくなるタフな多機能ナイフセット。(Makuake)]
[Outdoor Element]

※ご紹介のナイフは一般販売前