2020/04/10

Outdoor Elementのカラビナ型サバイバルマルチツール『Fire Escape』国内発売

Outdoor Element(アウトドアエレメント)のマルチツール「Fire Escape(ファイアーエスケープ)」が国内でも発売されています。

ファイヤーエスケープ

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アウトドアエレメントは、米国コロラド州を拠点とするアウトドアツールメーカーです。
同社の「ファイヤーエスケープ」は、前作「Firebiner(ファイヤービナー)」をさらに発展させ、いくつかの機能を付加したカラビナ型マルチツールで、2019年10月にキックスターターでローンチ、資金を獲得しています。

「ファイヤーエスケープ」は、事件・事故・災害現場に最初に駆けつけて初期対応を行う人々、いわゆるファーストレスポンダーにインスピレーションを受けて制作されています。前作「ファイヤービナー」から引き継いだ着火機能の他、車両などからの脱出に役立つウィンドウブレーカーやシートベルトカッターを装備しています。

機能内訳は以下のようになっています。
  • ファイヤーホイール(ファイヤースターター)
  • ウィンドウブレーカー
  • シートベルトカッター
  • ボトルオープナー
  • O2レンチ
  • 1/4インチ六角レンチ
ファイヤーホイールは特許出願中のEverSpark Technologyにより、内部のフェロセリウムロッド(フリント)から効率的に火花を散らすことができます。本体に内蔵するフェロロッドは専用品で、一般的なフリント式ライターのように常にスプリングのテンションが掛かっています。交換する場合はメガネドライバー(マイナス)でビスとスプリングを外します。

「ファイヤービナー」では釣り糸やパラコード切断に使えるブレードが付いていましたが、「ファイヤーエスケープ」のブレードはシートベルトカッターとして大型化され、シートベルトやウェビングなども十分に切れるものになりました。本体に紐でつながれたブレードカバーも付属するので、これをかぶせておけば不意に何かを引っ掛けて切断してしまう事故を防げます。また、ブレード自体も交換可能です(交換品は国内正規では未入荷)。
ドライバーはなくなりましたが、1/4インチ(6.35ミリ)六角レンチに各種のドライバービットを付けて使用できます。

材質はステンレスで、ウィンドブレーカー部は炭化タングステン。サイズは95×45ミリで重量は44グラム。ファイヤービナーより大型化し、耐荷重もアップして125ポンド(約56.7キロ)となっています。
カラバリはBlack Forest、Silverthorne、Red Rocks、Auroraの4色ですが、現在国内入荷はBlack Forestのみ。



アウトドアエレメントの製品は国内では株式会社モチヅキが輸入しており、「ファイヤーエスケープ」の国内価格は3520円となっています。

ファイヤービナーメンテナンスキット

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これまで交換用のフェロロッドは国内未入荷でしたが、今回新たにメンテナンスキットも国内発売されています。「ファイヤーエスケープ」と「ファイヤービナー」両モデルに対応。
内容は、フェロロッド5本、スプリング1本、エンドキャップ(ビス)2本、メンテナンスツール1個。
メンテナンスツールはエンドキャップを回すことができるドライバーで、二重カンが付いているので、ファイヤーエスケープ本体や他のキーリングにつけて持ち運べます。
価格は550円
(海外現行品にはフェロロッドホルダーも付属しますが、国内品にはなさそうです)

ウォンバット ホイッスルアクセサリーキット

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こちらもファイヤーエスケープと合わせて持ち歩きたいアクセサリー。
POM樹脂製のホイッスル兼防水ケースに火口(TinderQuik)が入っており、ファイヤーエスケープの火花で簡単に着火できます。収容できる火口は1コ。製品には3コ付属しています。また、こちらにもメンテナンスツールが付属しています。
ケースカラーはブラックかオレンジ。価格は990円

[Outdoor Element]
[株式会社モチヅキ(アウトドアエレメント)]