モーラナイフのクラシックシリーズは、上質な刃物産地として知られるモーラ地方で生産されてきた古典的ナイフのスタイルを継承したナイフシリーズです。スウェーデンの人々にとって、ナイフといえばこのクラシックのデザインを思い浮かべるほど、スタンダードで象徴的なものとなっているそうです。
今回、このクラシックシリーズの仕様が高級感のあるものに変更され、ラインナップが全5種（シースナイフは4種）になりました。いずれも鋼材は炭素鋼。ナイフ本体の形状は旧仕様・新仕様で大きな変更はないようです。
グリップはこれまで通り、マホガニーを模してカバ材を赤く塗っているのが大きな特徴ですが、アンプラージュのカタログによるとリニューアル版はより高級感のある塗装になっています。
シースはこれまで樹脂製の一体型シースが付属していましたが、新仕様ではレザーのベルトループ部分と樹脂（ポリマー）製シースに素材が分かれています。
レザー部はスウェーデン製のベジタブルタンニンなめしの革が使われ、シースは光沢のある表面になりました。また、どのシースにもダーラナ県の紋章（多分）を含む装飾が施されています。
新クラシックシリーズのラインナップとスペック、国内価格は以下。いずれも旧仕様よりはお高くなっています。
・クラシック 1/0（Classic No 1/0）
[刃長77ミリ 全長204ミリ 刃厚2.0ミリ 3740円]
・クラシック 2（Classic No 2）
[刃長105ミリ 全長250ミリ 刃厚2.5ミリ 3850円]
・クラシック 2F（Classic No 2F）
[刃長105ミリ 全長250ミリ 刃厚2.5ミリ 3960円 ヒルトあり]
・クラシック 3（Classic No 3）
[刃長135ミリ 全長292ミリ 刃厚2.5ミリ 3960円]
・ウッドスプリッティング クラシック（Classic Wood Splitting Knife）
[刃長115ミリ 全長363ミリ 刃厚2.5ミリ 4400円 シースなし]
ちなみに、前にもお伝えしたとおり、旧仕様の赤ハンドルのクラシックシリーズ製品はカタログ落ちしていました。ただし、赤ハンドルになる以前の復刻版「オリジナル 1」は続投の模様です。
当記事作成時点では、アンプラージュインターナショナル公式ショップでは旧仕様の赤ハンドルが売り切れ、新仕様は未入荷となっています。
【追記】2020年5月、国内入荷、発売されました。新・旧の仕様が混在する場合がありますのでご注意ください。
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[Morakniv（Morakniv Classic）]
[2020アンプラージュ総合カタログ]
参考[UPI OUTDOOR PRODUCTS（アンプラージュインターナショナルwebshop）]
※新・旧の仕様が混在する場合がありますのでご注意ください。