2019/12/10

パイロットのキャップレス万年筆に新作『キャップレス L S』

パイロットのキャップいらずの万年筆に新作が追加されました。

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パイロットのキャップレスシリーズといえば、1963年に発売されたキャップ不要の万年筆。現行では、ノック式のラインナップとして通常版「キャップレス」、カバ材を用いた「キャップレス 木軸」、軽量なアルミ製の細軸版「キャップレス デシモ」があり、その他にツイスト式として「キャップレスフェルモ」があります。

今回新たに加わる「キャップレス L S」は、新開発された「ノック&ツイスト」機構を搭載しているのが特徴となっています。これはペン先を出すときはノックボタンを押し、ペン先を収納するときは軸の後端(ノックボタン基部)を回すという方式。軸の後端は指で摘んで回転させやすいデザインになっています。
この機構により、書き出す際はペン先を素早く出すことができ、しまう際には静かでなめらかに操作できます。ちなみに「LS」は「Luxury&Silent」だそうです。
また、他のモデルと同じくシャッター機構を搭載し、ペン先収納時は気密性の高いシャッターでインク漏れ、乾燥を防いでいます。

軸色はラグジュアリーブラック、ラグジュアリーブルー、ラグジュアリーパープルと、マットブラックの4種。
ラグジュアリー系の3種の中間リングには、同社の宝飾技術によるダイヤカットリングとなっています。
マットブラックは通常版キャップレスでも人気の仕様で、クリップやノックボタン、中間リングなどを含めほぼフルブラックです。ペン先のみ他と同じシルバー(ロジウム仕上げ)となっています。また、軸後部には赤い線のアクセントが入っているようです。中間リングのカットリング加工はなし。

ペン先は18kロジウム仕上げ、筆記幅はFとMが用意されています。インクはカートリッジ/コンバーター両用。適合コンバーターはCON-40と思われます。
本体サイズは全長が145ミリ、最大径が13.6ミリとなっています。通常のキャップレスが140×13.4なので、若干大型化しています。
「キャップレス LS」は各種35000円税別、2019年12月20日発売となっています。

[PILOT]