CLiP SYSTEMは錠剤や少量の紙幣、耳栓、ヘアピンなど、ちょっとしたものを入れて持ち運ぶのに便利なストレージです。
この種のものとして、ネジ蓋式のキャニスタータイプが広く出回っていますが、それらと比べてCLiPはフラットな形状で、さらにカラビナ式のクリップやベルトクリップがあるなど、携帯性を高めたデザインとなっています。加えて、ツールとしての機能もプラスされています。
共通仕様
現在、CLiP SYSTEMはBitVaultとBitLightの2種が存在しています。共通の仕様として、ボディ部分は合金製で、キーホルダーなどへの着脱が簡単なカラビナ式のクリップが一体になっています。キャップとなる部分には上部と側面にビット用ソケットがあり、ポケットサイズのビットドライバーとして使用することができます。また、ポケットやベルトに引っ掛けられるベルトクリップが付いており、取り外すことも可能です。本体の厚さは12.3ミリです(ベルトクリップ含まず)。
構造はキャップをスライドさせることでストレージが現れるもので、一部のミントタブレットの容器と似ていますね。キャップはボタン操作で簡単にロックの解除と開閉ができるようです。
各タイプの特徴
●BitVaultはストレージ容量が広いタイプで、さらにキャップ内に2つのビットが収納できます。また、キャップ内のビットを外せば、より長いものも収納できるようになります。容量をフルに使って、6つのドライバービットセットを収納しておくこともできます。●BitLightはキャップ部分にLEDライトを仕込んだタイプです。バッテリーは充電式でUSBソースから約2時間でフル充電となるようです。ストレージ内にバッテリーが入るため、容量はBitVaultよりも少なくなります。
LEDは5ミリの砲弾型を2発積んでおり、明るさは10ルーメン前後。明るいライトとは言えませんが、2つのLEDの照射角などを変えることで、使いやすい光になっているそうです。また、High、Medium、Lowの3つのモードを切り替えできます。
ライトは単にキーチェーンライトとしてだけでなく、クリップで帽子のつばに取り付けてキャップライトとして使えます。また、薄暗い場所でネジの頭を照らしながらドライバーを使用するのにも便利そうです。
CLiP SYSTEMは今年5月中旬にキックスターターでローンチし、6月末には$45,098を集めてプロジェクトを終了していますが、まだLever Gear公式サイトのショップページには入荷していません。
当記事作成時現在はIndiegogoのIndemandステータスで支援を受け付けており、BitVaultが1つ手に入るプランは39ドル(+送料)から、BitLightでは56ドル(+送料)からとなっていました。
[CLiP System: Compact Storage, Driver & Flashlight (Indiegogo)]
[Lever Gear]