2016/11/16

スライド式マルチツール Kopis Designs The STK Multi-Tool

STKはKopis Designsによるマルチツール。ナイフメーカーの Vehement Knivesや、タクティカルペンやフラッシュライトのTuffWriter Manufacturingとのコラボプロジェクトであり、現在KICKSTARTERで支援募集中ですが、目標額は達成済みです。
名称はSliding Tool & Knifeの略で、その名の通り、本体フレームに格納されたブレードをスライドさせて使用します。



スライド式の構造はカッターナイフを思わせます。仕込まれた二つのセラミック球によってスムーズに操作でき、ブレードをロックするバーはフレームの弾性を利用しているようです。
裏には携帯に便利なチタン製クリップが付き、マネークリップとしての使用もできます。見るかぎりねじ止めなので、六角かトルクスレンチで取り外しできそうですね。
材質はフレーム部に6AL4Vチタン、ブレード部は耐食性や刃持ちに優れたS35VNを使用しています。仕上げはサテンかマットフィニッシュを選べるようです。

ブレードは長辺のものが通常用でワイヤーストリッパー付き、ノミ状の先端はスクレーパーやプッシュカット用の刃として使用できます。峰側の角はこじりツール兼マイナスドライバーとなっています。また、栓抜きは切り欠きが1/4インチ(6.35mm)ビットの差し込み口を兼ねるスタイルです。厚さは8ミリ弱となっています。



同じプロジェクト内で同時にローンチしたのがThe Rift Pocket Pry Tool。
ワンピースタイプのチタン製ツールで、ブレードのデザインはSTKを踏襲していますが、トラベルセーフを考慮してシャープなエッジは付いておらず、ワイヤーストリッパーもありません。
グリップ部の穴は酸素ボンベ用レンチ兼1/4インチビットのストレージになっています。クリップもあり。


STKとRiftは現在KICKSTARTERのプロジェクトが進行中。
目標額は$5,000のところ、記事執筆時点で3倍以上の支援が集まっています
現在、STKを一つ手に入れるプランは185ドルから、Riftの場合は80ドルから、STKとRiftのセットでは255ドルからとなっています。国外発送も可能で、日本への送料は25ドルとなっています。
さらに、フレームにお好きな色でアノダイズコーティングしてくれるプランや、 Vehement Knives によるアポカリプスウォッシュなる仕上げを選べるプランもあります。

[Kopis Design]
[The STK Multi-Tool: Sliding Tool & Knife for Every Day Carry (KICKSTARTER)]