復刻Rotocall
ここ数年、時計メーカー各社で往年の名作がリバイバルしていますが、独特のロータリースイッチ機構を備えたセイコーのデジタルウオッチもデザイン復刻されました。
本作のオリジナルは1982年に登場し、ベゼルのロータリースイッチ機構から“ロトコール”の愛称で親しまれた「A829」です。グローブなどを着用し、小さなボタンが押しにくい状態でも、ベゼルを回転させることで間単かつ直感的にモードの切り替えを行うことができるのが特徴で、何人もの宇宙飛行士が実際に任務で着用しています。愛称「ロトコール(Rotocall)」は、「Rotor/Rotation/Rotary」と「Call」を組み合わせたものと思われます。
今回の「復刻ロトコール」もこのロータリースイッチを完全再現しており、タイマー、ストップウォッチ、アラーム、カウンター、デュアルタイムを簡単に切り替えられます。また、デジタルの表記はオリジナルフォントを忠実に再現しています。
また、この他の機能として、フルオートカレンダー機能(2074年12月31日まで)とLEDライトも付いています。さらにオリジナルになかったAM・PMの表示や電池切れ予告機能も加えられています。
ケースはステンレス製で、裏蓋はスクリューバック。風防はハードレックス、防水性能は10気圧です。サイズは横37×縦43.5×厚さ10.6ミリ。これはオリジナルとほぼ同寸とのこと。重さは107グラム。バンドもステンレスで、バックルはワンプッシュ三つ折れ式です。電池寿命は約3年、使用するバッテリーはSB-T11(CR2016互換)となります。
ベゼルやダイヤルの機能表記のカラーバリエーションとして、ブラック/イエロー(SBJG017)、ブラック/レッド(SBJG019)、ブルー/グレー(SBJG021)の3種があり、いずれも80年代らしいビビッドな色合いです。価格は各71,500 円(税込)となっています。
また、連載18年、第46巻をもって完結することが発表された人気漫画「宇宙兄弟」とのコラボモデルも発売。こちらはシルバーとゴールドカラーの2モデルで、ベゼルはブラックにシルバーまたはゴールドの差し色が特徴。ナイロンのNATOバンドも付属します。こちらの価格は各80,300円(税込)となっています。
発売日は全種、2025年11月14日(金)です。
[SEIKO(SBJG017)]
[SEIKO(SBJG023)]※宇宙兄弟コラボモデル
