NITECORE(ナイトコア)のヘッドランプの新モデル「HA11」がシンプルながら機能的でした。
数多のメーカーと同じく、ナイトコアからは多機能で高出力なヘッドランプが多数ラインナップされていますが、新作である「HA11」はその中でも単3形乾電池一本で駆動する比較的シンプルなモデルです。最大の売りはその重量で、電池抜きでわずか36グラムというウルトラライトモデルとなっています。
同じく単三電池一本駆動のヘッドライトと重量を比較すると、「HA11」の直接的な競合の一つとなるFENIXの「HM23」(240ルーメン)は電池抜きで43グラム、紹介済みのジェントス社定番シリーズの「GTR-S31D」(120ルーメン)では電池込み93グラム、同ジェントスの「CP-195」(120ルーメン)では電池込み69グラムで、「HA11」の軽さは際立っています。ちなみに、単3形乾電池一本の重量は約24グラム、卵Lサイズの重量は約60グラムほどとされています。
また、あくまで参考ですが、超小型・超軽量なヘッドランプの名作で、CR2032リチウム電池2枚を使用するペツル「e+LITE」(40ルーメン)は26グラムとさすがの軽さです。さらに、単4電池一本を使用するモンベル「コンパクト マルチランプ」(40ルーメン)もかなり軽量で、電池抜き22グラム(電池込み32グラム)です。
「HA11」は軽量モデルながら光源として白色LEDと赤色LEDの2つを搭載し、操作もパワーボタンとモードボタンの2ボタンで行います。各モードの明るさは以下のようになっています。
- HIGH:240ルーメン 4時間
- LOW:60ルーメン 10時間
- ULTRA LOW:6ルーメン 40時間
- SOS:240ルーメン
- BEACON:240ルーメン
- 赤色ライト:5ルーメン 10時間
- 赤色点滅:5ルーメン
ヘッドバンドは軽快なショックコードタイプで、蓄光と反射素材が織り込まれています。また、バンドの代わりに取り付けるクリップも付属しており、帽子のつばやバッグのストラップなどに付けるクリップライトとしても利用できます。
本体の素材はPCで、サイズは61.5×36.2×28.9ミリ。防塵・防水性はIP66相当、さらに1m落下耐久も備えます。
価格は19.95ドルと比較的お手頃です。
[NITECORE(HA11)]
[NITECORE Store(HA11)]