質実剛健なフラッシュライトの定番、アメリカのMAGLITE（マグライト）から、新作となる「MAG-TAC 2」が登場しています。
保守的なマグライトが初となるタクティカルライト、「MAG-TAC（マグタック）」を発売したのは2012年のこと。やはり同社で初となるCR123リチウム電池2本を電源に使用し、間欠点灯可能なテールスイッチや直感的なモード変更機能、着脱できるポケットクリップなど、堅実な機能を備えていました。
2022年の新作となる「MAG-TAC 2」の特徴は、「MAG-TAC」で特徴的だったボディの格子グリップを廃し、径を絞った上で、削り出しの2つの凸部が配されている点です。これにより、手や指のサイズに関わらずシリンジグリップ（注射器持ち）が容易となり、より多様なグリップスタイルに対応できるようになりました。
「MAG-TAC」同様、ベゼルはクラウンかプレーンが選べ、それぞれ明るさなどの仕様が異なります。また、いずれもポケットクリップが付属しており、六角棒レンチ（こちらも付属あり）で着脱が行なえます。
明るさはクラウンベゼルモデルが398ルーメン（4時間）、プレーンベゼルモデルが378ルーメン（4時間）で、「MAG-TAC」の310ルーメンからアップしています。テールスイッチは間欠点灯可能（押したままで点灯、放すと消灯）。また、クラウンベゼルでは素早く2回押しで常時点灯となり、3回押しでストロボモードとなります。一方プレーンベゼルモデルでは、2回押しでフルパワーモード、3回押しでローパワーモードとなるようです。電源にはCR123を2本使用します。
全長は136.525ミリ（クラウンベゼル）、または134.874ミリ（プレーンベゼル）、重量は136グラム。サイズ感、重量感は「MAG-TAC」とあまり変わらないと思われます。
IPX4の耐水性と1mの落下耐久を備え、法執行機関などへのトレーニングや情報の提供などを行う非営利団体、NTOA（National Tactical Officers Association）による推奨を受けています。
価格はクラウンベゼルが99ドル、プレーンベゼルが89ドル。カラーは今のところブラックのみの模様。
[MAGLITE（MAG-TAC 2 TM BLACK CROWN BEZEL ）]
[MAGLITE（MAG-TAC 2 TL BLACK PLAIN BEZEL ）]
※記事作成時、ご紹介の製品は国内入荷なし