2021/05/05

Big Idea Designからもっと携帯しやすいスリムなビットドライバー『Bit Bar Inline』

"Do more, carry less."を標榜する米キャリーツールメーカー、Big Idea Designから久しぶりの工具の新作。

※↑「Bit Bar」、「Ti EDS」との比較

「Bit Bar Inline」は、携帯性を重視しながら高い機能性を持ったチタン製ビット交換式ソケットドライバーです。これまでチタンを主素材に、機能的かつミニマルなデザインのペンやツールを手掛けてきたBig Idea Designによる新作であり、33回目のKICKSTARTERプロジェクトとしてローンチしています。

同社の同じくビット式のドライバーとしては、2017年に「Bit Bar」が登場しており、携帯しやすいフラットなボディに8本分ものビットストレージを備えているのが特徴でした。続いて2019年に登場した「Ti EDS」では、ポケットナイフのようなデザインに折りたたみ式アームが付いていました。一方、今作「Bit Bar Inline」は、ペンに近い細さの四角柱型となり、さらに携帯性を高めると同時に、合理的な機能を盛り込んでいます。

大まかな構造は、シャフト部分とそれをカバーするスリーブとに別れています。スリーブにはキャップの役割があり、携帯時はソケットに装着したビット先端を隠します。逆にスリーブをシャフト尾部側に付けると使用状態となります。細長い

形状は、フラットな前作と違い、一般的なドライバーに近い使用感を与えているものと思われます。深く挿せるポケットクリップも付いており、ペンライクに携帯できます。

また、スリーブ側面には2箇所穴があり、ここにシャフトを差し込むことで、T字ハンドル、L字ハンドルとして使用できます。これにより、携帯時はコンパクトでありながら、使用時はトルクを変えることも可能となっています。

シャフトはビットのストレージとソケットを兼ねており、ビットは磁力で保持します。ソケット部の他、ストレージに2個のビットを収納しておくことができます。側面にはベアリングが埋め込まれており、これによりスリーブ内で保持されるようです。

付属するビットは#2プラスドライバー、T8トルクスレンチ、1/4インチマイナスドライバーの3つ。もちろん6.35ミリ(1/4インチ)なので、自分の用途に合わせて手持ちのビットに変更することができます。

サイズは先端を露出した状態で全長12.2センチ、収納状態では10.8センチ。軸径は1.3センチ、クリップを含めると最大1.7センチです。

ボディの素材はいつものようにグレード5のチタンを使用し、クリップにはグレード4のチタンを使用しています。重量はビット抜きで46.7グラム。表面はストーンウォッシュ。

「Bit Bar Inline」はキックスターターで支援を受け付けており、記事作成時点では80ドルからの支援で一つ入手可能でした。世界送料無料。お届け予定は2021年9月となります。一般販売予定価格は90ドルとなっています。


[Bit Bar Inline(KICKSTARTER)]

[Big Idea Design]