ボールペンではこれまでにボルトアクション式や通常のノック式を手掛けてきた同社ですが、新作「Side Click」では初めてサイドにボタンを設けたノック機構を採用しています。
この機構は、ペン先を出すときは上部のノックボタンを押し、ペン先をしまうときにはサイドボタンを押すというもの。ペンのメカニズムとしてはお馴染みで、シンプル故に確実なものですが、最近ではあまり見かけなくなった方式ではないでしょうか。
新作でこの機構が採用された理由は、ブランドオーナーでデザイナーであるWill Hodges氏が、75年の発売以来現在も販売が続く三菱鉛筆のボールペン「BOXY-100」からインスパイアを受けたためです。
ただし、「Side Click」は内部のメカも金属で、操作音にもこだわって緻密に設計されています
Side Click Penのサイズ(長さ)は3種あり、スタンダードが147.32ミリ、ショートが134.62ミリ、ミニが116.84ミリです。軸素材はチタン、カッパー、ブロンズ、ジルコニウムが選べます。
初期装填芯として、「スタンダード」にはパイロットのG2用リフィル(0.7ミリ)が、「ショート」にはシュミットのEasyFlow 9000 Mが、「ミニ」にはパイロットG2ミニ用リフィルが付いてきます。
各サイズのモデルはそれぞれ複数のリフィルに対応しており、好みのものを見つけて装填することも可能です。各モデルの対応リフィルはこちらのページで見ることができます。一部のリフィルは微調整して使用します。
価格はチタン、カッパー、ブロンズの各サイズが99ドル。ジルコニウムモデルは各サイズ249ドルです。
また、+99ドルで、加熱してグラデーションのパターンを出したチタンクリップ(ネジ含む)「Titanium Damascus Clip 」に変更することもできます。
[Tactile Turn]