2016年に発売されたモーラナイフの「エルドリス(Eldris)」は、全長143ミリ、刃長59ミリのポケットサイズが特徴の小型シースナイフです。現在、同ブランドで最もコンパクトなモデルとなっています。
新作となる「エルドリス ライトデューティ(Eldris LightDuty)」は、名前からしてエルドリスの軽作業・日常使いバージョンという位置付けのようですが、仕様は通常型とほぼ変わっていません。
外見上の違いはブレードで、通常型は刃先のカーブ部分の鎬(しのぎ)が削られて薄くなるグラインド(profile grind)ですが、ライトデューティでは削り込みのない一般的なラインのグラインドとなっています。表面は通常型が少しマットになっていたのに対し、ライトデューティは磨き仕上げです。鋼材はスウェーデン製ステンレス鋼で、刃厚は変わらず2ミリ。
また、通常型はブレードの背でフェロセリウムロッドの火花を飛ばせますが、ライトデューティでは不可の模様。そのためか、公式サイトのスペック表「Usage Area」からは「BushCraft」が消えています。
カンスボルを短縮したような握りやすい樽型グリップのデザインも通常型と変わらず。素材も同じとすると、芯の部分はポリプロピレン製で、外側は滑りにくいTPEラバーです。グリップエンドにはソングホールが開いています。
シースはポリマー製で左右対称型。刃の向きを問わず収めることができます。おそらく、エルドリス用の別売アクセサリーであるネックナイフキットが使用できるものと思われます。
シースとグリップのカラーバリエーションは、ダークグレー、ダスティブルー、ミントグリーンという柔らかな北欧カラー3色。原色系が多かった通常型エルドリスに比べ、落ち着いたニュアンスカラーとなっています。
価格は各色21.99ユーロ(米国価格24.49USドル)です。通常型の29.99ユーロ(米国価格40.99USドル)と比べ、安価になっています。
国内ではUPI扱いの通常型が4070円(3700円税別)となっており、ライトデューティがより手に取りやすい価格となると、なかなか売れ筋になりそうっすね。(国内発売情報が分かり次第追記したいと思います)
【追記】2020年7月、早くもUPI扱いの正規品が国内入荷しました。価格は2970円(2700円税別)です。安いねっ。
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