ADcaseは、ドイツのアーレン大学の学生であるフィリップ・フレンツェル氏が発明したiPhone用の保護ケースです。”AD”とは”アクティブ ダンピング”を意味しています。
最大の特徴は内蔵のバッテリーとセンサーを利用した保護機能です。落下時にそれを検知すると、瞬時に爪状のダンパーが四隅の前後面に展開され、これによって本体が地面に当たるのを防ぎ、衝撃を緩和します。つまり落下地点が平面であれば、基本的に360度全周囲を守ることが可能。展開したダンパーは手動でしまうことで何度も利用できます
また、普段はダンパーがケース内部に格納されているため、若干厚めながら一般的な(いかつい)耐衝撃ケースと比較してシンプルでフラットなデザインとなっています。ちなみにダンパー格納部の厚みは4.9ミリです。
内臓のバッテリーは約300mAhの小型のもので、ワイヤレス充電にも対応。iPhoneを最大15%まで充電できるそうです。
カラーはダンパーの色でブルーとグレーが用意されています。
ADcaseは2018年夏に画期的なアイディアとして話題となり、近くクラウドファンディングで出資を募ることとなっていましたが、暮れも押し迫る12月に満を持してのローンチとなりました。
対応機種はiPhone6、6s、7、8で、さらに新たにiPhoneX、Xs用が追加されています。また、5.5インチ画面のモデル(8Plus、7Plus、6s Plus、6Plus)用は、ストレッチゴール達成時に生産されます。そのため、こちらを希望の支援者はストレッチゴール達成後に希望モデルを変更する必要があるようです。
現在、6、6s、7、8用はスーパーアーリーバードプランで45ユーロ~、アーリーバードプランで50ユーロ~の支援で一つ入手可能です。16日の立ち上げからすでに250万円以上の支援を集めていますが、目標額は7千万円以上の大プロジェクトとなっています。
※音量注意
[ADcase - coolest way to protect your iPhone(KICKSTARTER)]
[ADcase]
参考[シャッ! とスマホが落ちる時に爪が飛び出て守ってくれるケース(GIZMODO)]