2017/09/10

巻物と筆箱を融合させた感じのやつ Rollgut

キックスターターで新しいタイプのポータブル文房具が支援を募っています。


※おねえさんが美人です

Rollgutはストレージ機能を持った巻物のようなクリップボードです。織布などを紙といっしょに木製の芯に巻いた構造で、使用時は織布(ラップ)を引き出すことでクリップボード(あるいは大きめのジョッター)のように使うことができます。

芯となる木製部分には収納スペースが彫られており、鉛筆なら8本まで収納可能。内部のマグネットにより、キーリングなどの磁性の小物を保持でき、鉛筆などの非磁性体も、スライドする金属スリーブの位置を変えることで落ちるのを防げます。スペースの内寸は148 x 24 x 24mm。
クリップ部は金属製で、A5の紙がフィットし、最大50枚まで挟めます。口の開け閉めは円筒部の底面のボタンを押すことで行うようです。当然ながら、丸めた際の太さと重さは挟んだ紙の量で変わります。重量は紙なしで150グラム、円筒部の全長は180ミリ、紙10枚を巻き込んだ状態での直径は約43ミリです。

ボードとなるラップ部分が布などの柔らかい素材のため、立って使うなどの通常のクリップボード(やジョッター)のような使い方はできないでしょうが、円筒形で持ち運びしやすく、引き出すことですぐに紙とペンにアクセスできる点は強みになりそうです。

https://rollgut.com/en

Rollgutはドイツ製で、FSC認証(FSC:森林管理協議会)の木材を使うなど、環境に配慮して生産されます。
記事執筆時点ではキックスタータープロジェクトがライブで、ブナ材の芯+カラフルなテキスタイルのラップを使用した「CREATOR」が早期割で56ユーロからとなっています。日本への送料は17ユーロとなるようです。
他のバリエーションとして、ベリーウッド/合成皮革(ビーガンレザー)の「EXPLORER」や、オリーブウッド/セイルクロスの「STRATEGY」、さらに限定品として、イラストレーターやグラフィックデザイナーがラップを手掛けた「ArtWrap-Edition」(4種・各50個)もあります。

[Rollgut: Bring your thoughts to roll (KICKSTARTER)]
[Rollgut]