2017/06/05

Ti2 Designからマルチツールカラビナの新製品 Para-Biner V2

ボックスカッターやスクレーパー、プライツールを兼ねたブレードが特徴的なBond-Vox HALOなど、カラビナスタイルのEDC向けマルチツールで成功しているTi2デザインから新作です。


Para-Biner V2は、ホノルルに拠点を置くTi2 Designによるマルチツールです。2013年にローンチしたPara-Binerの再設計バージョンであり、デザインは同社のHALOやWhar-BinerのブレードツールをPara-Binerに追加したようなものとなっています。カラビナタイプのキーホルダーとして携帯でき、マルチツールとして複数の機能を備え、もちろん初代同様にパラコードを組み合わせて使用可能です。

Para-biner V2には滑車付きのPB-6、よりシンプルなPB-4があり、それぞれインチ(SAE規格)版とメトリック版が用意されています。
PB-6は二つのプーリー(滑車)を備え、パラコードを通して利用できます。プーリーはチタン製で、軸は440Cステンレス製。取り外すことで使用できる本体側のレンチ数が増えます。軸を抜くにはCクリップの除去が必要に見えるので、着脱は面倒かもしれません。
プーリーがないPB-4は、PB-6に比べレンチが二つ減り、1/4インチ(6.35mm)レンチ穴の位置が異なっています。

材質はグレード5のチタン、またはブロンズ合金(Bronze Alloy 614)、もしくはジルコニウムです。各素材ごとに仕上げがいくつかに分かれるため(ジルコニウムは熱処理のみ)、ゲートとプーリーの色や仕上げの組み合わせ、インチ版かメトリック版かなどを合わせると、選択肢が多めになっています。

Para-biner V2はすでにキックスターターで目標額の調達に成功していますが、当記事アップ時点ではまだ支援可能です。
タンブル加工のチタン製PB-4を一つ手に入れたい場合は49ドルから、同じくタンブルのチタン製PB-6の場合は99ドルから、最も高価なものでPB-6ジルコニウム版は159ドルからの支援で入手できます。日本への送料は14ドルとなっています。

ちなみに、昨今クラウドファンディング発の製品が早い段階でコピーされてしまう事態が多発していますが、初代Para-Binerも中国製コピーの氾濫により、生産を終了しています。V2のデザインは現在特許出願中です。

[Ti2 Para-Biner V2 (KICKSTARTER)]