2017/05/17

Makuake発 軽量薄型の2色ペン ゼロペンネ Zeropenne

国内クラウドファンディングサイトMakuakeで、新しいタイプの筆記具が資金調達に成功していました。



ゼロペンネ(Zeropenne)は、建築家であるMARIO  SHIMODAIRA氏によって考案、製作された2色ペンです。平たいボディに2本のボールペンリフィルが露出しているデザインが特徴で、非常に薄く、軽量に仕上げることに成功しています。すでに2本のボールペンを並べたような形状の2色ペンは存在していますが、ゼロペンネのアイデアはさらに押し進めたものになっています。

ゼロペンネの開発経緯は、SHIMODAIRA氏がノートに挟んでいた多色ボールペンの太さにストレスを感じたところから始まっています。そのため持ち運びはノートや手帳に挟んだ状態が前提となっており、キャップはなく、厚みはわずか6ミリ(クリップ含まず)で一般的な鉛筆よりも薄くなっています。また、クリップは紙を傷つけにくく、ペンを確実にホールドする新開発のものとなっています。重量はリフィル抜きであれば0.4グラムしかありません。こうした構造とコンセプトから、ボタンのノックやキャップを取る動作を必要とせず、素早く書き出すことができます。

リフィルはフリクションボールペン用の一部やジェットストリームの多色ペン用のものなど、複数が使用可能です(詳しくは下記のネタ元リンク参照)。また、軸のトップにはフリクションボールの消去用ラバーが付いているようです。

バリエーションは、ウミガメをモチーフとしたべっ甲調セルロースアセテート製の「Tortoise」、ヨットをモチーフとした木製の「Sailing」の2種。
寸法はどちらも全長107ミリ、幅11.5ミリ、厚さは6ミリ(クリップ含まず)。クリップの素材は14金メッキ鋼線です。仕様やデザインは製品化の過程で変更の可能性があるとのこと。

ゼロペンネのMakuakeプロジェクトは100本限定の生産です。市販の予定は未定ながら、その可能性はあるようで、販売予定価格は税・送料込みで9,140円となっています。プロジェクト内のコースで申し込めば割引される他、トークイベントへの招待も付いてきます。目標額は早くも達成していますが、当記事執筆時点では一部の支援コースがまだ申し込み可能でした。

[100本限定ストレスゼロ、ゼロ秒思考の発想ツール「Zeropenne」ゼロペンネ(Makuake)]