先発のTactile Turn Mover & Shakerは通常のノック方式でしたが、今回のスライダーとグライダーは、ボルトアクションライフルのように横に突き出たバーを操作して内部ボルトを上下させるスタイル。
先行他社のボルトアクションペンの場合、ペン先を出す際に、バーを真下に下げてから水平に動かし、溝に引っ掛けるという二つの動作が必要でした。
しかしスライダーとグライダーは、ボルトのバーが通る溝が弧を描いたものとなっており、ワンアクションに近い滑らかな動作を実現しています。
スライダー、グライダーそれぞれの違いは、全長と使用可能リフィル。
グライダーは全長が142ミリ。海外で定番のゲルインクペンとなっているパイロットのG2のリフィル(0.38ミリ)が付属しています。他に使用可能なものとして Lamy M63 、ジェットストリーム(SXR-7) (SXR-C1)などがリストアップされています。
スライダーはちょっと短くなって全長130ミリ。 シュミットのイージーフロー9000(ミディアム)が付属し、基本的にパーカータイプのリフィルが使用できるようになっています。また、グライダーの内部スプリングが別に付属しており、グライダーで使用するリフィルの一部を小改造して使用することができるようです。
詳しくは公式ページに使用可能リフィルのリストと説明があります。
材質は同社の製品らしく、ステンレス、真鍮、銅、チタン、ダマスカス、そしてジルコニウムの6種がずらり。さらにチタンにDLC(ダイヤモンドライクカーボン )コートを施したモデルもあり。
ただし、各モデルはクリップ、もしくはクリップとボルト(のバーのことかも)が軸の材質に関わらずステンレス製となっています。(プラス20ドルでダマスカスのボルトバーに変更もできるようです)
価格はステンレスモデルの59ドルからもっとも高価なダマスカスで299ドルとなっています。
ダマスカスモデル
[Tactile Turn]