KICKSTARTERより |
Multi Drive
19世紀後期に登場したラチェットドライバーを現代的なデザインで蘇らせたMetMoから、新作ツール「Multi Drive」がKICKSTARTERで登場しました。
「Multi Drive」は、先端パーツを交換することで様々な用途に使えるペン型のツールです。芯ホルダーとしての機能もあるので、実際に筆記具としても使えます。
ツールの固定機構として、先端に旋盤などの工作機械で使われるコレット(チャック機構)を内蔵しているのが最大の特徴です。この種の小型コレットは真鍮製になることが多いですが、本作ではステンレスを採用し、形状も本体軸と噛み合う六角型にしたことで、シンプルな構造ながら様々なツールを簡単かつ素早く、確実に固定できるようになっています。
MetMoによるテストでは、先端ツールに3.7キロの錘を吊るしても本体からツールが脱落することはなく、ドライバーは2.2Nmのトルクを掛けてもツールがスリップすることはなかったようです。
先端ツールは標準で以下が用意されています。
- ビットドライバー(4ミリ)(標準で2個のビットが付属)
- 替刃ナイフ(替刃式メス)(No10Aが5枚付属)
- けがき針
- やすり
- グリースペンシル芯(ダーマトグラフ)
- ハイポリマーグラファイト芯(2B)(6本付属)
シンプルなデザインの本体は全長138ミリ、直径10ミリです。後部はベアリング内蔵でスムーズに回転するため、ドライバーモードで快適に使用できます。
素材とカラーのバリエーションとして、ブラックアノダイズした2024アルミ製モデル(重量29.2グラム)、420Cステンレス製モデル(52.1グラム)の2種に加え、ブラックアルミの軸とステンレスのグリップを組み合わせたブラックスチール(29.2グラム)があります。特性上、ブラックスチールが低重心タイプとなります。いずれのモデルもコレットは410ステンレス製です。
最小構成での希望小売価格はブラックアルミで94ポンド(約19258円)、フルステンレスモデルで148ポンド(約30321円)、ブラックスチールで120ポンド(約24585円)となっています。アドオンとしてメタルケースと24個のビットセットやレザーケースセットなども用意されています。
[KICKSTARTER(MetMo Multi Drive - The Ultimate Desktop Multi-Tool)]
[MetMo]
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