2024/04/18

【追記:国内発売】ROXON 新製品『FLEX』ついにアナタ好みのマルチツールが作れます(しかもオープンソース)

ROXONより

近年勢力を拡大する中国マルチツールメーカーの一つ、ROXON(ロクソン)から、機能を自由に選べるマルチツールが登場します。

ROXON FLEX

「FLEX」は、様々なツールを組み合わせ、各ユーザーがニーズに合わせた理想の機能構成を実現できるモジュラー式マルチツールです。

ベースとなる「FLEX Frame」はバタフライオープンタイプのマルチプライヤーで(つまりプライヤー機能は固定)、両ハンドルにそれぞれ5コずつ、計10コのスロットがあります。そのうち2つが"ロングツール"対応のスロットとなっています。

ハンドル内に取り付けるツールは"ロングツール"と"ショートツール"があります。選択肢は非常に豊富で、現在公式サイトで確認できる限りでは、ロングツールはナイフ系やハサミ、ノコギリ、ヤスリなど全8種、ショートツールは定番の栓抜きやドライバー系、小型ブレードやファイヤースターターなど、全24種にものぼります。

また、各ツールは幅の違いによって専有するスロットの数が異なります。例えばビットドライバーの「FTS4-1」は分厚いため、スロットを4つ分消費します。

これだけあると、何を取捨選択すればうまく「FLEX Frame」に収まるか思考するのが少々煩雑に思えますが、ROXON公式サイト上でシミュレーションした上で購入できるシステムとなっているため、買ってみたツールが収まりきらないといった失敗を防げます。

もちろん、各ツールは簡単に着脱できるので、欲しいツールをすべて購入した上で、用途に合わせて組み替える使い方もできます。また、空のスロットを埋めるためのスペーサーも「FLEX Frame」に付属するため、スロットを無理にツールで埋める必要はありません

さらに、ROXONではツールの原型のSTEPファイルを公開しており、CADでユーザーが独自のツールを設計することも可能となっています(どう出力するかの問題はありますが)

「ROXON FLEX」は記事作成時点では米国限定でプレオーダーを受付中。順次他の地域でも販売を拡大する予定としています。価格は「FLEX Frame」が40ドル、ロングツールは4~8ドル、ショートツールは3~7ドルです。

【追記】(2024年8月)日本国内のAmazonでも購入可能となっています。標準パッケージの付属機能は以下となる模様。

  • プライヤー本体
  • ナイフ
  • はさみ
  • プラスドライバー(S)
  • マイナスドライバー+栓抜き
  • キリ
  • ヤスリ+マイナスドライバー(L)+ルーラー
  • 缶切り
  • ノミ+ワイヤーストリッパー(L、S)
  • ロープカッター

これの他にナイロンポーチ、スペーサー10個、外したツールのケース3つ、プライヤー部の替刃、ツール装着用の補助具、T8レンチがセットとなっています。価格は13999円

その他の交換用ツールも別売されていますが、いずれも3~4種セットで価格は3000円前後となっています。また、プライヤー単体での販売は今のところ見当たりません。



[ROXON(ROXON FLEX Pre-Order]



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