2020年に生産数500で限定生産されたMAGFORCEとBush Craft Inc.のコラボバックパックに、改良型の第2弾が登場しています。
ブッシュクラフト・バックパック
前作の「ブッシュクラフト・バックパック」は、ブッシュクラフト株式会社(Bush Craft Inc.)代表の相馬 拓也氏がデザインし、ミリタリーやタクティカル系デザインの堅牢なポーチ/バッグ類で定評のある台湾・MAGFORCE(MAXPEDITIONのアジア向けブランド名)が製造を担当した、野外活動に適したバックパックでした。正面中央のアックスホルダーや、大きく開くフロント、容量を変化させるロールトップなど、伝統的デザインに様々なアイディアを盛り込み、限定500個が早くに完売となっています。
第2弾で何が変わった?
新作は前作の基本デザインや機能性を踏襲しつつ、いくつかの変更箇所があるようです。
第一に、横幅がスリムになり、どのような環境下でも動きやすくなりました。サイズ公称値を見ると、前作が幅400ミリだったのに対し、新作では305ミリとなっています。茂みなどで引っかかりにくいのはもちろん、両サイドに追加装備を装着した場合でも幅の広がりを抑えることができそうです。
全体のサイズを比較すると、新作は585×305×205ミリ。前作は500×400×300ミリです(いずれも公称値)。新作では高さが伸びた一方、全体では小型化しています。これはロールトップをしまった状態と思われ、伸ばすことで収容力をアップすることができます。容量は約42L、ロールトップ引き出し時61Lとなっており、前作の40‐60Lからなぜかアップしています(んん?)。
第二の違いとして、背面パッドには硬質素材によるフレームが入り、さらにこの構造により、ショルダーストラップの高さ調整が可能となっています。荷物の偏りを防ぐと同時に、ユーザーの体型に合わせて調整でき、負担が軽減されます。
第三に、ウエストベルトが取り外し可能で、ベルト単体でも使用できるようになりました。ベルトの表面にはウェビング、またはモールシステムのPALSウェビングが備えられており、ナイフのシースやモール対応のポーチなどを好みの位置に装着できます。バックパックは野営地に置き、ウエストベルト+基本装備で散策などに出かける、といった使い方ができます。
その他の違いとして、前作にあった正面左右のマガジンポーチのような大型ポケットは無くなり、やや控えめなポケットになっています。フラップやバックルはなく、ショックコードとPALSウェビングが付いています。
メインの素材は1050Dのナイロンで、ロールトップ部分には450Dのナイロンが使用されています。表面には撥水、耐摩耗、非粘着性に効果があるテフロンコーティングを施し、耐水性が高められています。ちなみに前作の素材は1000Dナイロン(ロールトップ部420Dナイロン)でした。
素材の違いやフレームの追加のためか、重量は2300グラムで、前作1700グラムから上がりました。
カラバリはブラック、カーキ、フォリッジグリーンの3色。
一般販売予定価格は55000円税込としており、Makuakeプロジェクト内の超早割では最大20%OFFで購入可能。前作が比較的安価(32780円税込)だったことを考えるとなかなかのお値段ですが、今作での変更点、物価高や円安傾向などなど事情を鑑みるに仕方ないのでしょう。また、今作は "生産は初回ロットのみ。限定数量のプレミアムコラボバック" としていますが、具体的な生産数は明かされていません。
[Makuake(【ミリタリー × ブッシュクラフト】コラボバッグパック第2弾!)]
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