Feedでお伝え済みのLEATHERMAN(レザーマン)の新作マルチツールが発売されました。
【追記:プライヤーの使用中などにナイフのポイントが露出し、怪我をする可能性がネット上で指摘されているようです。実際にご使用の際はご注意ください】
【追記:(2024年)上記の問題に対処したと思われる形状のブレードに変更されたようです。国内品がすでに変更済みかは不明ですが、これから旧型と改良型が市場に混在すると思われます】
「BOND(ボンド)」はレザーマンが今年発売する新作マルチツール(マルチプライヤー)の一つです。デザインと構造は同社初代製品「PST」を思わせるものとなっており、そのシンプルさが最大の特徴です。2019年の「FREE」シリーズが新機構の盛り込みで一つの到達点となったのか(どうかは定かではないですが)、今年の新作は真逆のアプローチと言えます。
搭載機能は以下の14機能です(海外公式準拠)。
- ニードルノーズプライヤー
- レギュラープライヤー
- ハードワイヤーカッター
- ワイヤーカッター
- ワイヤーストリッパー
- ナイフ
- キリ
- 缶切り
- 栓抜き
- 木/金属やすり
- プラスドライバー
- マイナスドライバー(中)
- マイナスドライバー(小)
- ルーラー(4インチ/10センチ)
グリップ内に折り畳まれるツールは、ご先祖の「PST」同様にグリップ材の一部を板バネにしてテンションをかけるタイプで、ロック機構はありません。これは「PST」の性格を継承した「REVAR(リーバー)」がロックを採用しているのとは対照的です。
一方、ブレードの長めのネイルマークや、それに合わせたグリップの長めの切り欠きなどは、グローブなどをしていてもナイフにアクセスしやすくするための配慮で、こちらは「REVAR」や「Super Tool 300」から受け継ぐデザインです。
グリップには縦に二つ並んだ穴があり、ここに別売のポケットクリップを装着することで、携帯性を高めることができます。クリップは「FREE」シリーズ用が使用できます。
サイズは閉じ状態で全長100ミリ、厚さ14ミリ、重量176グラムと比較的軽量で薄型です。(ちなみに、「REVAR」の場合は101.6ミリ、16.7ミリ、189.94グラムです)
価格は49.95ドル59.95ドル(2021年値上げ)で、シンプル故にやはり比較的安価。複雑化した他のモデルが重い・お高い・ゴツ過ぎると感じる場合、搭載ツールに不満がなければ「BOND」は良いチョイスとなりそうです。
また、日本国内でも早くも発売されており、国内価格は8800円(税別8000円)です(まあまあまあ…)(米国で値上げ後も、今のところ国内価格は据え置き)(2024年追記:国内正規品の価格は11990円税込となっています。うーん円安)。
また、もう一つの新製品「CURL」についても、近く発表があるものと思われます。→【追記:Gear Champon(レザーマン 2021年新作マルチツール 2発目『CURL』)】
[LETHERMAN(BOND)]
[レザーマンツールジャパン(BOND)]