イギリスのWingbackより、新しいシャープペンシルが登場しています。
Wingbackについて
Wingbackは、ダイソンのイノベーションエンジニアだったAlasdair MacLaine氏によって2014年に設立されたロンドン拠点のデザインスタジオです。最初の製品であるシンプルなレザー製カードウォレット「The Card Holder」がキックスターターで成功し、近年はボールペンやキーホルダーストレージなどの金属製品も手掛けています。
新作Mechanical Pencil
新作「Mechanical Pencil」は、同ブランドのボールペンである「Mechanical Pen」のシャープペンシル版となる製品です。使い捨て文化に代わるものを手掛けるというブランドの精神から、ボールペンと同じく耐久性が高く、永く使える製品としてデザイン・設計されています。ちなみに、「Mechanical Pen」のデザインはMacLaine氏の曽祖父の古いドライバーからインスピレーションを受けていました。
ノック式のシャープペンシル機構は日本製の特注品。明言されていませんが、百年の歴史を持つメーカーがいわきで製造しているとのこと。少し調べてみると、岩崎金属工業がいわき市に工場を持っているようです。
メカにもすべて金属パーツを使用して耐久性を高めており、また芯の収容スペースが広いため、2.5m分の0.7ミリ芯(4.2m分の0.5ミリ芯)を充填しておけます。使用芯径は0.7ミリ版がある他、0.5ミリ版が後に追加されています。先端のスリーブはスライド式で、使用しないときは口金内に収容されます。
軸素材と仕上げには真鍮、ステンレス(304)、ブラックスチール(304ステンレス)の3種が選択できます。もちろんコーティング無しの真鍮は経年変化を味わうことができます。ブラックスチールはタングステンカーバイトによる非常に傷つきにくいコーティングとなっています。
グリップ部はローレット加工が施され、軸径は10ミリに設定し、長時間の筆記でも快適なよう配慮されています。全長は117.5ミリ。重量は真鍮モデルが40グラム。ステンレス、ブラックスチール両モデルが36グラムです。イギリスで製造。
Wingback「Mechanical Pencil」はすでにKICKSTARTERでローンチ済み。発売を記念したアーティストとのコラボモデルもあり、こちらはKICKSTARTER上でのみ利用可能です。
一般販売時の価格は真鍮・ステンレスモデルが95ポンド、ブラックスチールが140ポンドです。
[The Designer's Mechanical Pencil(KICKSTARTER)]
[Wingback]