BICの定番ボールペンを美しいデザインの金属軸ペンに変身させる「ARIA」でも成功したenssoから、万年筆が登場しています。
enssoはカリフォルニア州ハンティントンビーチを拠点とする企業で、これまでにデザイン性の高い筆記具多数、さらに椅子なども手掛けています。
「PIUMA Pocket Fountain Pen」は最新作となる万年筆で、既存モデル「PIUMA Minimalist Fountain Pen」のショートモデルです。キャップを閉じた状態では砲弾のような形状となり、その際コンパクトになるのが特徴です。また、キャップを軸尾に付けた筆記形態では、軸とキャップ間に段差ができないため、通常の葉巻型の万年筆のようなシルエットになります。キャップはどちらに付ける場合もスクリュー式となっています。
閉じ状態での全長は約92ミリのポケットサイズ。サイズ感、コンセプト共に、ショーン・デザインの「ポケットシックス」（約90ミリ）に似ていますが、軸形状が円筒形と砲弾型で異なっています。軸尾にキャップを付けると140ミリとなります。
ちなみに、enssoにはこの他のポケットサイズの万年筆として、「XS Minimalist Pocket Fountain Pen」（約95ミリ）がすでに発売されており、こちらは12角形の軸、キャップの密閉はOリング式です。
「PIUMA Pocket Fountain Pen」のニブはお馴染みドイツのBock社製で、サイズは＃6。小型万年筆としては大きめなペン先も「ポケットシックス」と同様です。標準はスチールニブですが、キックスターターでは＋40ドルのプレッジでチタンニブにすることも可能なようです。筆記幅はEF、F、M、Bが選べます。
軸素材はチタン（グレード5）、真鍮（鉛フリー）、ブラックアルミニウム（6061-T6）の3種。アルミの場合、ニブも黒染め仕上げとなります。重量はそれぞれ約38グラム、約67グラム、約24グラムです。
インクは国際標準ショートカートリッジが使用可能な他、エアロマティック式（バルブ式）コンバーターも対応しています（付属なし、対応型不明）。
「PIUMA Pocket Fountain Pen」の価格はKICKSTARTERの早割で、チタン79ドル、ブラス59ドル、アルミ49ドルで、いずれも一般販売予定価格の40%OFF～となっています。
[PIUMA Pocket Fountain Pen - Titanium, Brass, Black Aluminum（KICKSTARTER）]
[ensso]