株式会社アンテリック・ステーショナーズが展開しているレトロデザインが魅力のボールペンに、エコ素材を採用したモデルが追加されていました。価格などの詳細は不明。
軸素材に使われているのは株式会社ダイセルによる酢酸セルロース「CAFBLO®(キャフブロ)」です。
元々、酢酸セルロース(アセチルセルロース )は木材や綿花などから得られるセルロースを原料とし、土壌で分解されやすい環境に優しい素材ですが、CAFBLOではさらに海洋での生分解性を飛躍的に高めているのが特徴です。ダイセルによると、従来製品の品質を保ったまま、とくに海洋中では生分解速度を2倍近くに早めているとのこと。
ちなみに、一般的な酢酸セルロースの特徴として、環境に優しい他、生体に対して安全性が高く、耐光性があり、耐薬品性も高いことが挙げられます。また、かつて使われてきたニトロセルロース(セルロイド)よりも難燃性が高まっています。
新作ボールペンはカラバリとしてアンバー系、ブルー系(ネイビー?)、ブラック系があり、いずれもクリアカラーです。ノックボタンやクリップ、中間リングなどの金属パーツは通常タイプと同じくゴールドカラーでアクセントとなっています。
細かな仕様は不明ですが、通常モデルと同じ場合、搭載インクは低粘度油性の「マッハボールインク」で、筆記幅は0.5ミリと思われます。本体サイズは141ミリ×10ミリ。
[株式会社アンテリック・ステーショナーズ]※参考
[株式会社ダイセル(高生分解性酢酸セルロース)]※参考
※記事作成時、以下のショップに入荷なし