ドイツ製オイルランタンの老舗、フュアハンドのLEDランタンがまもなく国内でも発売されるようです。
フュアハンドについて
Feuerhand(フュアハンド、またはフォイヤーハンド)は、ヘルマンとエルンストのニーア兄弟によって1893年に誕生し、荒天時でも使用可能なオイルランタン、いわゆるハリケーンランタンを製造し続けているドイツのメーカーです。1933年のBabyシリーズの流れをくむモデル「Baby Special 276」は、1989年から現在に至るまで変わらない品質でドイツで作られています。2014年以降は、やはりオイルランプ製造をルーツとし、現在は他のアウトドアギアも手掛けるPetromaxグループのブランドとなっています。
LEDランタン ベイビースペシャル276
オイルランタンで長い歴史を誇るフュアハンドですが、今年2023年にはついにLEDを光源とする「LED Lantern Baby Special 276」を発売しました。
外見は従来のオイルランプ版「Baby Special 276」を踏襲しており、いかにもハリケーンランタンなクラシカルでアイコニックなデザインが魅力的です。外寸もほぼ変わらないようで、リフレクターシェードなど、オイルランプ版276用の既存アクセサリーの多くがLED版でも使用可能となっています。当然ながら、電池とLEDを使用するランタンなので、屋内でも安心して使用できます。
明るさは最大150ルーメンで、高出力とは言えませんが、2700kの温白色とフィラメントLEDがデザインにマッチしており、キャンプサイトでも映えそうです。また、従来型では給油キャップに当たるロータリースイッチを回すことで、光束を2~150ルーメンで無段階調光が可能です。
バッテリーは単三型電池3本、または18650 リチウムイオンバッテリー2本(3.6/3.7V 3500mAh)のどちらかを使用できます。18650の場合、本体のUSB-Cポートから充電もできます。バッテリーと充電ケーブルは別途用意する必要があります。
ランタイムは単三電池使用の場合、低出力時約156時間(6.5日)、最大出力時約1.5時間。18650使用の場合、低出力時で約432時間(18日)、最大出力時約14.5時間となっています。
本体の素材はオイルランプ版と同じく粉体塗装や亜鉛メッキを施したスチールにガラスや銅、一部プラスチックを使用しています。清掃のため、ガラス部は取り外しも可能。サイズは265×150×135ミリ。重量は535グラム。保護等級はIP20でやや控えめなので注意です。ドイツ製。
カラバリはジンク、マットブラック、モスグリーン、オリーブ、セージグリーン、コバルトブルー、ルビーレッド、スパークリングアイアン、ソフトベージュ、ブロンズの10色。「ベイビースペシャル」はカラーの豊富さでも知られるので、LED版もさらに増えるかもしれません。
EUでの価格は79ユーロ。国内価格は正規輸入代理店のスター商事オンラインショップにて10560円税込となるようです。
[Feuerhand(LED Lantern Baby Special 276)]
[STAR CORP ONLINE SHOP(LEDランタン ベイビースペシャル276 <ジンク>)]
※記事作成時、下記ショップには未入荷でした